リートフェルト・アカデミーにてゲスト講師

オランダでも時々ゲスト講師を頼まれ、講評をすることがあります。言語は英語かオランダ語なので、的確な表現に苦労しますが、度胸でなんとか乗り切ってます(笑)

オランダでアート活動している数少ない日本人であり、しかも女性、しかもメディア学の出身、しかも匂いをメディウムとして取り組んで表現活動をしているなどの点が買われて頼まれたのだと思います。(オランダでは人選が男性に偏りすぎた場合、バランスをとろうとする傾向があるようですね。特に大学関係はオランダでさえいまだに男性天国なので、いいことです。)

テーマは、オブジェクト/シンボル/文化。おのおのが自分のストーリーとして語れるオブジェクトを持ち寄り、1〜2分でそれについて語ることが求められます。生徒の国籍が十人十色なので、これがまたおもしろい。



持って来たもの:
卵、煉瓦。


トランプのカード。


クルミ。


私の隣に座っていた女学生は、11年前にそのまま置いておいたら乾涸びた、というリンゴを持って来ました。匂いと触ったプニプニ感が好きなのだそうです。カラメルのような、チェリーのような、例えるとすればフランス・ノルマンディー地方のリンゴの蒸留酒 Calvados のような匂いがします。(私の大好きなお酒です)


私はというと・・・ あらゆる意味で思い出深いネックレスを持って行きました。叔母のインド土産で、単なるネックレスかと思いきや、白檀の単材でできたネックレス兼パフュームなのです。つけると体温でほんのり香ります。隣の人まで届くほどではなく、あくまで自分で密かに楽しむための香りです。素材/フォルム/機能の相互作用するネックレスです。

さてこの後、学生達はこれらをもとにTシャツを作るそうです。ゲスト講師は他に美術家・評論家など4人いましたが、その中でも私は嗅覚というパースペクティブからの知見を提供しました。

ところでこの日、電車の工事と事故が重なり、アムスに行くまで4時間半かかりました。最高記録です。帰りはマシだろうと思ったら、やっぱり4時間かかりました・・・もうしばらく電車は乗りたくないかも。

コメント

匿名 さんのコメント…
(資 料) : 悲しい魔女の歴史
 16世紀のなかばのトレドのキリスト教の異端審問で、エルヴィラ
という人妻に対して行われた「尋問」の経過を、忍耐強い書記が
被告の悲鳴や絶叫にいたるまで、細大洩らさず書きとめた長文記録
です。
 裁判には拷問が必ず行われました。
 以下その一部。
 ・・(エルヴィラの両腕を縛った綱がさらに締め付けられ、捻じ
られる。悲鳴。)
 「裁判官さま。何を申し上げたらいいか、言ってください。私が
どんなことをしたのか私にはわからないのです。綱をゆるめてくだ
さい、本当のことを申しますから。何を言えとお望みなのか、私に
は分かりません。おっしゃってください。その通りに申します。」
 (さらに綱が締められる。「真実を言え」と迫られる。「どう言
ったらいいか教えてください。何でも申し上げますから」と彼女は
繰り返す。)(「おまえは豚肉を食べただろう」と誘導される。)
 「いいえ、食べた事はありません。豚肉を食べると私は気持ちが
悪くなるのです。豚肉は好きじゃないんです。私は何も悪い事はし
ていないんです。どうぞ放して下さい。何でも申しますから。何を
申し上げれば宜しいのですか。何を言ったらいいのか分からないん
です。言って下さい。何でも申します。放して下さい。何でも申し
ます。・・・言って下さい、言って下さい。」
 (綱はゆるめられず、「カトリック教会にそむく事をしただろう」
と尋ねられる。)
 「放して下さい。・・・(うめき声)・・・ここからおろして下
さい。何を言ったらいいか、言ってください。ああ・・・苦しい。
お望み通りのことをみんな申し上げますから・・・。裁判官さま、
もう腕が砕けます・・・。ゆるめてください・・・」
 (「お前がした事を詳しく言え」と迫られる。)
 「何を申し上げたらいいのか・・・。そうです、いたしました。
なんでもいたしました。・・・ああ、ゆるめて下さい。申し上げね
ばならない事が、私には思い出せないんです。弱い女の身です。腕
が砕けそうです。弱い女に、憐れみをお持ちではないのでしょうか。
・・・」
 (裁判官は、「本当の事を言えば憐れみを持つであろう」という。)
 「裁判官さま、言って下さい。本当の事というのを教えて下さい
・・・。(泣きむせぶ)・・・分からない・・・何を言ったらいい
のか・・・。」
 (同じ言葉の繰り返しと拷問が続いたのち、「おまえは土曜日に
麻の着物を着替えただろう」と尋ねられる。)
 「はい、着替えました。着替える時が来ていたからです。悪意が
あっての事ではありません。何をお考えになっているのでしょう。
・・・」
 (裸にして拷問台に寝かされる。四肢は四方に、綱で引っ張られ
る。口に水管が差し込まれ、水差しから水が注がれる。その合間合
間に彼女は前と同じことを繰り返えす。ここで、拷問は一時「中断」。)
 それから4日後、拷問は再開された。              
                岩波新書「魔女狩り」より
URL: http://blog.goo.ne.jp/hanakosan2009
URL: http://moppo28.blog.so-net.ne.jp


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(若い方達へ)

 キリスト教は贈り物とか、讃美歌とか、外見上は優しく見えますが、
若い方達は特にご注意ください。
 虐殺や戦争の事例が実に多い宗教です。
 それは『(キリスト教の)神の義によれば、人を誅しても良い』
という教義から来ております。
 他人を絶対にあやめてはいけません。
 間違った宗教に幸せな未来はありません。

 キリスト教の罪悪の一例である、ヨーロッパの30%もの方々が
亡くなった戦争事例がどの様なものかをお調べ下さい。
 そしてまた、この%の異常さをお感じ下さい。
 どの宗教も同じという話は無くなると思います。
 やはり、教え・教義からくる悲惨な結末なのです。