2015/12/25

京都ラブストーリー(五感のための平安式デート・イベント) 展示中



黒髪とマドレーヌ展

Boris RAUX & Maki UEDA
キュレーター:岩﨑陽子
12月27日まで。京都芸術センターにて。

12/19 &20 のセッションの録音と写真の展示です。





12/19に6組、12/20に4組の男女が、「御簾ごしの平安式デート」を体験しました。

姫は決して声を出してはいけないので、侍女とのヒソヒソしたやりとり、そして殿方の声、襖の開け閉めなどの物音のみが響く緊張感のある空間。でもバックヤードで控えている姫たちから、クックッと笑いを必死に堪えている声が漏れていたして。

侍女は岩﨑陽子さんにお願いしました。なにより物腰が「はんなり」していらっしゃるので、この役にピッタリ。「実際に源氏物語に出て来る侍女のように、まず姫をしっかりお守りするとともに、よいご縁あらば積極的におすすめする、さまざまな思惑を抱える侍女を演じてください」とお願いしました。

まず殿方の書かれた歌(俳句)で、姫は対面する殿を選びます。

呼ばれた殿はまず、戸口を開けた時点でその空気に気圧されるようです。日本語が変調するのがまたおかしくて。

殿方はさまざまな方法で見えない姫のための話題やエンターテイメントを提供されました。尺八を吹かれた方もいらっしゃったし、プレゼントを用意された方。何も用意もなかったフランス人のボリス(共同展示者)は、首に巻いていたスカーフを「僕の匂いと温もりが伝われば・・・」と渡す場面も。

いささか直接的すぎるようにも思えるそんなプレゼントや、「せめてお声をお聞かせ願えないか」などの押しにも、姫様方は上手におかわしになりました。

それでいて思慮深さも示さねば、ただの「冷たい女」。「わたしを花に例えるとしたら、どのような花だと思われますか」などの素敵な質問もありましたし、柚子などの季節のプレゼントや、返歌に香りをしたためるなどの気遣いもありました。(みなさん意外に土壇場になると、一句or一歌詠めるものですね!)

殿方はせめて見えない姫の気配だけでも感じたいと思い、そこに全神経を集中するのですが、かといって嗅覚も聴覚もきちんと働いていたわけではないようです。とにかく慣れないその場を凌ぐのに必死とか。

これは昔の人はたいへんだあ!という声が姫方からも殿方からも聞こえました。

「ネットのサイバーデートのように、サインだけでやりとりするのに似ているね」といった西洋人の方々からのコメントも興味深い。いえ、ほんとうにそうでしょうか・・・ 「気配」はその場合、どこにあるのですか? といった深い議論は、またこんどにいたしましょう。

とにかくデート・セッション後のアフタートークも含め、楽しかったのです。侍女がセッションの最中におもわず「これおもしろいですね」とわたしに漏らしたのが印象的でした。

デート・セッションの文字おこし最中です。お楽しみに。



























2015/12/15

匂いの哲学

シャンタル・ジャケ著「匂いの哲学」の序文にて言及していただきました。


建築プレゼンのグラフィックデザイン

坂牛卓さんのテキスト「視覚のヒエラルキーに論理を見つけよ」の中で、ヨコミゾマコトさんとのコラボ「白い闇」の匂い設計図が掲載されています。建築と五感に関するテキストブック。建築以外の領域の方にももちろん興味深い内容です。



2015/12/04

AROMA RESEARCH No.64 に寄稿しました。


P.40-44 嗅覚アートの概観とその可能性

です。5ページに渡るなかなかの力作です!

また、62ページに「黒髪とマドレーヌ」岩﨑陽子女史の寄稿がありまして、そちらにも私への記述があります。12/19 京都でのイベントのお知らせです。

京都ラブストーリー / KYOTO LOVE STORY



現代の男と女のための平安式デート・イベント。
「御簾ごしの対面」で理想の相手を見つけに、ぜひ京都へ。


(源氏物語絵巻 竹河一)

むかしむかしそのむかし、平安の男と女は、互いの姿を決して見せ合うことなく、気配だけで恋に落ち、衣擦れの音に欲情しました。
現代のわたしたちにはちょっと異様とも思えるような男女の綾が、源氏物語には描かれています。御簾越しに衣からふんわりと漂う香り。そして几帳からチラリと見える女性の黒髪の艶やかさ。男女の駆け引きは、詩歌のセンスやつけ合わせの季節の花、笛の音など、五感と想像力をフル活用するコミュニケーションそのものでした。
それっていったい、どういうこと?という素朴な疑問から、この企画はスタートしました。たいがい外見から入る現代のわたしたちにも、そんな恋の落ち方ができるのでしょうか? このDNAに確かに存在するはずのその感覚を、いわば雅(みやび)な「ねるとん」で遊びながら探求しましょう。


展覧会名:黒髪とマドレーヌ
   アーティスト:  ボリス・ロー(フランス)上田麻希 (オランダ/日本)
 キュレーター:岩﨑陽子 (京都嵯峨芸術大学)

場所: 京都アートセンター 4階 茶室「明倫」www.kac.or.jp

日時:  (第1回目)12/19(土)
             18:00〜19:00 レクチャー by 岩﨑陽子(京都嵯峨芸術大学)
             19:00〜20:00 5組のご対面
             20:00〜 アフタートーク 兼 展覧会オープニング


  (第2回目)12/20(日)
             14:00〜15:00 5組のご対面 
    15:00〜15:30 アフタートーク

内容:
計10組20名の男女に、「御簾ごしのご対面」を体験していただきます。持ち時間は最高10分。なるべく平安のきまりごとを踏襲し、女性はいっさいしゃべりません。参加ご希望の方は以下の「てほどき」をお読みください。


てほどき

対面のルール:
・対面のお相手を選ぶのは女性です。会が始まる前に男性に書いてもらう一句をもとに選んでいただきます。
・女性は決してしゃべってはいけません(会話は侍女を通してください)。
・女性は対面時間が終わる前においとまする権限をもっています。
・男女とも「目の前の見えない相手」へのコミュニケーションを想定して、準備ねがいます。
・手を握ったり、御簾内に侵入する行為は、すでに結婚の意思ありと見なされますので、殿方は特にご注意下さい。
・スマホなどの現代の通信機器は使用可とします。
・文やモノのやりとりは、侍女が取り次ぎいたします。御簾の横のお盆に載せてください。
・待機時は、女性部屋、男性部屋に別れて待機していただきます。対面の順番が来たら、御簾前におこしいただきます。
・対面に参加されないパブリックの方々もそれぞれの部屋で、すでに体験された方の体験談をお聞きいただけます。
・すべての対面が終わった後、アフタートークという形で男女交流会を設けております。この時間帯は現代の男女のマナーでお楽しみください。
・対面へのご参加は、以下の形式のドキュメンテーションにご了承ください。
[音声録音、写真+映像の撮影、対面後のインタビュー録音]

男性の方(殿方)へ:
参加ご希望の方は「冬」をテーマに一句詠み、開始前までにご提出ください。これをもとに女性が面会の相手を選びますので、できる限り趣を凝らしたものをご用意ください。紙の選択や筆跡も、だいじなプレゼンテーション・ツールです。どうしてもご用意できない方のために、当方で紙と筆を用意しておきます(選択肢は限られていることをご了承ください)。
また参加希望者が多数の場合、俳句の内容によっては、女性側に選ばれない可能性もありますことを予めご了承ください。

[男性方のコミュニケーション・ツール]
お話し
文のやりとり。「源氏物語」にみるアイディア賞的なものは例えば・・・

  •  和歌を書いた扇に季節の草花を載せて・・・
  • 文を渡すときにこっそり蛍を御簾の中に放つ→女性の陰影だけでも拝めるかも?!
  • 和紙に香りをしたためる

・    歌、楽器の演奏
・    香り(フレグランスなど)
クリスマスに因んだプレゼントなど。名残惜しい別れ際には、身につけているものを記念として渡すことも・・・
お着物であれば、なお素敵です。

女性の方へ:
主導権は一見男性側にあるように見えますが、相手を選び、対面をクローズする権限を持つのは女性です。口頭での会話が許されない分、高度なプレゼンテーション・スキルが求められます。気配や文、香りなどで相手とのコミュニケーションを図ってください。

[女のコミュニケーション・ツール]
話しは従女を通してください。(むかしは「無視」という態度も立派なコミュニケーションだったとか… でもそれではちょっと現代の殿方には気の毒ですよね。)
文のやりとり。「源氏物語」にみるアイディア賞的なものは例えば・・

  • 和歌を記した扇に季節の草花を載せて・・・
  • 和紙に香りをしたためて・・・

御簾内でお香を焚くのも可です。殿方は姫の家をわざわざ訪ねにきてくれている設定ですので、お茶やお菓子を出す「おもてなし」もアリです。(ご自分でご用意ください)
なにか相手への小さなプレゼントもいいですね。名残惜しい別れの際には、身につけているものを記念として渡すのも可。
お着物であればなお素敵です。

「対面」への参加ご希望の方は、まず打診ください→ olfactoryart☆gmail.com (☆を@にかえてくださいね)



京都アートセンターのサイト:
日本語
English




2015/11/06

私の作品群がLinda Soleyの博士論文で取り上げられています。




This study's purpose was to investigate principal challenges and exhibition strategies for scent art; surveying current approaches and solutions used and developed by today’s small, but growing number of scent artists. Since such previously non-existent practical information is essential for any artist seeking to successfully exhibit their scent-based work and institutions seeking maintain a high standard of exhibition quality, this study focused on developing an information framework for effective exhibition practices in scent art, whilst simultaneously fostering the building of awareness...

2015/10/30

東京デザインウィーク

いま開かれている東京デザインウィークの「地方創世/石垣ブース」にいろいろ貢献することになりましたので、お知らせします。石垣市役所の派遣で上京中です。

地方創世ブースでは横浜や札幌といった大都市に並んで、なぜか離島の石垣島が・・・(笑) 石垣にはもともとリゾートとしての魅力はありますが、主要産業である農業の未来は明るくありません。

そこでクリエイティブなパワーを島のブランド力とし、世界中に売り込み、未来の経済につなげようという動きがあり、市役所スタッフと第三セクターが一丸となって頑張ってます。日本でも珍しい試みと、多くの方々が注目しているようです。

この試みがまたとにかく自然発生的で楽しいので(笑)私もいろいろ協力してます。トークセッションでは私がなぜ東京ではなく旅の苦労を伴う石垣島を拠点としているのかをお話しようと思ってます。

私は明日14:00以降、石垣ブースにいます。お待ちしています~!

ーーー
(1)ワークショップ

内容はかなりシンプルな大衆一般向けのもので
「石垣島の素材でお香を作る」
というものです。
明日土曜日 15:00~ & 17:00~ 無料

(2)トーク

ソクラテスカフェ

・トークテーマ: 「石垣島から世界に発信する―島クリエイティブの多様性―」

・概要:自然のイメージが強い石垣島だが、ここを拠点に活動するクリエイターの数は多い。音楽だけでなく、写真や映像、グラフィック、デジタルなど領域を超えたコラボレーションも盛んで、島はいまデザインの”ジャングル''と化している。
当セッションでは、そのムーブメントを牽引するICF(石垣島クリエイティブフラッグ)の3名のメンバーにスペシャルゲストも交え、「石垣島から世界に発信する」をテーマに話し合い、島クリエイティブの魅力をお伝えする。

・日時: 10月31日(土)19~21時

(3)石垣ブースにて古民家アトリエの公開


メンバーが作ったiPhone用の360度パノラマVRアプリにて私の古民家アトリエが「覗き見」できます。

2015/09/28

6つのマカームの香りWS @ スタジオRuhani Bellydance Arts

事後報告になりますが、先日原宿のベリーダンス・スタジオにて『香りのサロン第1弾』開催しました。





香り、ムーブメント、そしてスピリチュアリティに関する「香りのサロン」第1弾:

「6つのスピリチュアルな香り」
ベリーダンスの教科書的な本 "Grandmother's Secrets"によると、スピリチュアリティの求道者には6つのステージ(maqam)が用意されており、各ステージでの精神的成長を助けるために、香りを使うとよいとされています。今回とくべつにMAKIが各maqamのためのパフュームを調香し、参加者の方達にお持ち帰りいただきます。(1ml のパフューム6種)香りと6つのスピリチュアリティに関しての実習、そして世界各国のスピリチュアルな香りを嗅ぐセッションです。男性参加も可。

講師:MAKI UEDA(嗅覚のアーティスト/石垣島・香りのアトリエPEPE主宰)

★日時: 9/26(土) 18:00~20:00 受付17:45







実際にイスラム神秘主義で用いられている香りを嗅ぎながら、スピリチュアルな階段を擬似的に歩んでいきます。そして、じぶんの人生を死へ向かってイメージしながら歩くというワークで、人生を振り返ってみます。

「死生観が変わった!」
「問題が問題で見えなくなった!」
「じぶんの人生を香りとともに振りかえることができた」

などの感想が・・・。

そしてその後は食事をしながら、興奮してガールズトーク。香りを嗅ぐとふだん使わない感覚が呼び覚まされるのか、話題がディープです(笑)

好評でしたので、またルハニで開催予定です。10月半ば。今回いらっしゃれなかった方は是非♪

以下、私が自分用に使ったメモです。

---

6つのマカームの香り - 6 maqams' perfumes -

イスラム神秘主義
香り=ソウルの成長助ける
金曜の礼拝 清潔に+甘い香り
神聖へのステージ/パッセージ
maqam = station / situation / standing
murid = traveller / searcher

アンバー:父、陰
ローズ:母、陽

1: maqam an-nafs
the stage of self / lower soul
幼いソウルをマスターしエドュケートするステージ
ココで生まれほとんどの人はココ止まり
to be fed, carried, and to be taken care of - if not, cry
egocentrism
(幼児が他の子と遊びを学ぶのと同じ)

アラビア語で人間のこと insan
= he who has forgotten 成長を忘れた人

あらゆる病原でもある
目、心臓病(発作)、性的病気、癌

同時にすべての人には生まれながらにして natural goddess がある
このステージを乗り越えるのに必要なのは、自律、辛抱、慈悲、mercy、責任感

2:maqam al-qalb
the station of heart

heartは、以下の土台になってる
memories
dreams
false hope
guilt
fear
wishes

固いハートをほぐすタスク
他の人を愛することを学ぶステージ

感情レベルでは以下のことが起こる
intolerance
ecstasy
joy
arrogance
anger
depression
forgetfulness

肌、頭皮、偏頭痛、熱、下痢、めまい、腎臓、胆のう

別離、裏切り、金欠を経験する
乗り越える→joy

muridは何も欲せず、divineと一緒になりたいと思う

3:maqam ar-rooh
the stage of soul

ここから師が必要になる
思慮、自律、自省
great love and spirituarlity の人として受け取られる

emotional mental instability
faith is challenged

感情レベル
arrogance
pride
self delusion
lack of concentration

過呼吸 euphoria 疲れ 熱

4:maqam as-sirr
the stage of mystery
of divine laws

second sights
他人の考えてることがわかる
宇宙をつなげるしくみ
名声、金は興味無し
神と一体 しかし人間である
=下の段階に行くこともある

バランス欠落すると
loss of faith
irrationality
forgetfullness
pain in heart region
excessive sensitivity
lack of interest


呼吸器官の乱れ
attack of asphyxiation

見えない世界とのリンク 強まる
問題起きがちなとき、呼吸エクササイズ

5:maqam al-fana
the stage of dissolution

microcosm - macrocosm
in harmony
passage to divine is through dissolution, not through magnification of self

人間であり、godの使者
divine instrument

沈黙 no need to communicate
eating, sleeping, clothing, others reaction に影響受けない

majdoob と呼ばれる
divine に吸収される

6; maqam al-baqa

baqa = staying in the divine

eternity
the perfect harmony

自分ではなれない
神に選ばれる
寝食不要

only event - 死
死=blessing









2015/05/12

ヨーロッパで3カ国3作品展示中

(1)ドイツ・ミュンヘン近郊「There is something in the air 展」 
〜7/26まで。
嗅覚のための迷路 ver. 2 (2015:新作)
http://witch-lab.blogspot.jp/search/label/%5B%E5%97%85%E8%A6%9A%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E8%BF%B7%E8%B7%AF%20vol.%202%5D


Museum Villa Rot http://villa-rot.de


(2)ベルギー・ポーペリンゲ「戦争の香り展」 
〜8/30まで。
戦争の果汁〜広島・長崎〜(2015:新作)
http://witch-lab.blogspot.jp/search/label/%5B%E6%88%A6%E4%BA%89%E3%81%AE%E6%9E%9C%E6%B1%81%5D

http://thesmellofwar.be

(3)フランス・パリ 国際大学日本館 
5/14〜24
オー・ド・パルファン パーフェクト・ジャパニーズ・ウーマン(2009)
http://witch-lab.blogspot.jp/search/label/%5BPerfect%20Japanese%20Woman%20%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%5D


‘Voyage dans les sens’, Paris http://artandolfaction.com/2015/05/6067/exhibition-voyage-dans-les-sens-paris/

*つい最近、4月末にオランダで展示がひとつ終わりました。
(4)オランダ・ロッテルダム RAMギャラリー
嗅覚のための神経衰弱(2015)
http://witch-lab.blogspot.jp/search/label/%5B%E5%97%85%E8%A6%9A%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E7%A5%9E%E7%B5%8C%E8%A1%B0%E5%BC%B1%5D

欧州で同時進行で3〜4つの展示。こんなことは初めてです。嗅覚アートへの関心の高まりの証拠であると同時に、作家としての地位確立の証でもあり・・・。

なにしろ地球の裏側の、日本(の、しかも石垣島 笑)から呼んでくださる・・・わざわざ、旅費を払ってまで。感激しています。10年くらい前に、なんとなく10年後こうなっていたらいいな〜と夢見ていたことでした。「10年想えばなんだって実現する」幼なじみの受け売りですが、わたしのモットーです。

この期間、プレミア(新作発表)作品が3つ。新しい作品には産みの苦しみが伴うもの。おまけにこの春、プライベートにとてもきつかった時期です。欧州出張も2ヶ月の間に2回。よく乗り越えたな〜、じぶんエラいぞ!とまずは褒めてあげたい。きょうは久々にショッピングして、お気に入りのブランドで服を1着買いました (^^)

アーティストとしては多忙期である春期が終わりました。石垣島で少しのんびりしようかな。また秋期に欧州での大きな仕事が2つほど待ってるので、それほど呑気にはしていられませんが・・・。

そして石垣島ではまた別な、アトリエ仕事がたくさん待ち受けてます。島人のみなさま、観光客のみなさまに愛される香りを作りだしていきたいと思っています。

今後ともよろしくお願い致します♡ maki

2015/05/03

「戦争の果汁」制作裏話 〜はだしのゲン、カネヒデ、ベルギー首相〜

石垣島の庶民のスーパー「カネヒデ」で2000円分の肉を購入し、異臭を放つまで腐らせる・・・そんな怪しいプロジェクトの全貌です。もちろん大マジメに仕事しているつもりですが、じぶんでも公表するのがちょっと恥ずかしいですね。怪しすぎて。

「戦争の匂い」展への参加要請は昨年末あたりからありました。名の知れた嗅覚アーティストが世界から集う展覧会なので、注目度も高いことは始めから予想されました。

戦争の匂いといったら、日本人として育った私にはやはり「はだしのゲン」のイメージなんですよね。丸焦げになった死体。夏の陽射しでそれが腐っていき、蠅がたかり、うじむしが湧いて・・・みたいな。

さすがに「うじむし」まではできないけど、その前あたりまではシミュレーションして、匂いを抽出できるのでは、と思いました。

3/27
2転3転しましたが、3月までには展示方法の最終決定。アクリルのヘルメットのようなものを「ヘッド・マウント・ディスプレイ」のようにしてかぶり、その中で匂いを嗅ぐという仕掛けをデザインしました。以前似たようなインターフェースを作っており、これが3つめのデザインです。部品を購入。慣れないオランダのホームセンターPRAXISで数時間、いっしょうけんめい細部をイメージしながら、部品を揃えました。(カトロルとよばれる滑車は、その文化が発達したオランダの方が品揃えがいいのです)



以前東急ハンズで購入していたアクリルボールを使います。口の部分がやや狭く、日本人ならいいんだけど西洋人の頭が入らない事が判明。オランダ中のアクリル会社にカッティングの問い合わせしましたがことごとく断られ、途方にくれましたが、けっきょく自分でノコひとつでやりました。けっこう大変で、泣きそうになりましたが・・・。女でも、やればできる。こうして私はどんどん逞しい女になっていくのですね(笑)「何でも自分でできる自立した女になるように」育ててくれた父親の賜物です・・・。


ここまでの作業は前回のヨーロッパツアーのときに終わらせ、ベルギーに発送。発送しおわったのは、なんとフライトの数時間前というスケジュールのタイトさ・・・ ^^;

さて。石垣に戻り、カネヒデという庶民のスーパーのお肉コーナーでいろいろ物色します。家族連れの買い物客がふつうにBBQのお肉を選んでいるなかで、「人間の腐った死体をシミュレーションするのに、何の肉がふさわしいかそんなこと考え込んでいる怪しいヒトです。

「やっぱり牛肉は避けた方が良いかな。バター臭い体臭てのもあるにはあるけど、たいてい西洋人のことをいうしね。大戦前の日本人はそもそも牛とか食べないし。牛は草食だし、ヒトは雑食。じゃあやっぱり豚かな。鶏とちがって、同じほ乳類だし。三枚肉の脂肪の層とか、ヒトの脂肪みたいに見えなくもない。やはり、鶏も入れようかな。ヒトも鶏も、雑食っていう点で共通してるし、鶏のササミなんてヒトの筋肉みたいだし・・・」

こうして鶏肉と豚肉を2000円分購入し、アトリエで作業開始。まずガスバーナーで肉を焼いてみる。4/14のことです。匂いを嗅ぎつけて、あたりから猫とかが寄ってきます。


チリチリチリ、と脂肪が焼けて泡立つ音。皮が反って、くるまっていく滑らかな動き。ヒトが焼けるときもこんなふうなのだろうか・・・と思うと、なんだか気分は暗くなっていきます。ビデオも撮ったんですが、リアルすぎて公開できません・・・


軒先の陽の当たるところに吊り下げます。もちろん蠅が入らないように、網に入れて。カラスと猫にやられない形式を考えついたのには、キャンプの経験が生きてます。原爆が落とされた季節は、真夏でしたね。石垣の陽射しはまだ夏といった感じではないですが、すでにけっこう強い。




3、4日経つと、だんだん生ゴミ臭さが出て来ます。

10日ほど経った4/24。ここまでくるともう、辺りに酸っぱい匂いが漂います。蠅もたかります。軒先に吊るすのが限界です。これ以上やると、近所からクレームがくるでしょう。

試しに少し抽出してみて、「焦げ臭」が足りない事がわかったので、さらに焦がしました。



これをさらにスライスします。この光景はもうまさに、ホラー映画。おそろしくて、写真も撮れませんでした。まな板が真っ黒になるくらい、蠅がたかります。。。いったいどこからやってくるのか。「鼻が曲がる」といった表現がピッタリなくらい、私の鼻も限界で、遠いところで息を思い切り吸って、まな板まで走って・・・を繰り返します。


抽出後、濾しますが、これまた辺りに異臭が漂う作業です。匂いで頭痛がするなんて、初めての経験でした。気分も落ち込みます。これ続けていたら、鬱になっていたと思います。


臭った肉の抽出液とビールが混在するわが家の冷蔵庫・・・・



4/25に石垣を出て東京に向かい、4/29朝に羽田を出て、その晩深夜過ぎにオランダに着き、ほとんど寝ずに早朝にベルギーまで電車。時差ぼけもあってフラフラになりながら展覧会場に着きます。

オーガナイザーが私が事前に指示した通りに設置しててくれた。素晴らしい。頭が下がる思いですね。


オープニング(お披露目レセプション)まであと数時間。ごはんも食べずに、匂いを仕掛けて、ボールをきれいに磨き上げます。


レセプションではたいへん好評でした。ベルギーのフラームス区の首相も、楽しそうに匂いを嗅いでいき、「おめでとう」と握手しにきてくれました。(翌朝ツイッターを空けると、私の作品体験中の作品が出回っている・・・笑 数多くの作品からコレを選んでくれてありがとう。)


このあとはバー・タイム。ベルギービールが飲み放題だったので、浴びるほど飲みました。展示仲間たちとも3月のドイツ以来の再会。いつもながらだけど、オタクの匂いトークで盛り上がりました。


会場は、デ・ロービング城というお城です。八重桜満開でした。ふだん海や山しかない文化の薫りのない田舎暮らしなので、じぶんの立つ舞台セットがごっそり入れ替えられたような感じがしました 笑。


The Smell of War exhibition:


2015/05/02

There is something in the air-カタログ

展覧会カタログが手元に届きました。本て、いいですね。キュレーター Caro Verbeek がわたしの作品群に関するとても素敵なテキストを書いてくださいました。ありがとう。

Publisher: Hoenes-Stiftung und Dr. Stefanie Dathe, Museum Villa Rot

ISBN 978-3-9816250-5-9






2015/04/05

岡田准一さんと対談しました J-WAVE Growing Reed

岡田准一さんの綺麗な瞳に誘われ、とてもリラックスした雰囲気で、わかりやすく嗅覚、匂い、そしてアートについてのお話ができました。おもしろい化学反応が起こった対談。こんど文字起こししようかな。

2015年2月1日放送 J-WAVE Growing Reed
再生リスト(話題ごとに小分けに再生できます):
https://www.youtube.com/playlist?list=PLrmChlmF-fRez4Ei-MWAvnkU_7z4xCK_A 

↑岡田准一さんのyoutubeサイトです。「人気のアップロード」にランクインされています。嬉しいですね。

プレイオール・一括再生はこちら:

2015/03/30

嗅覚のための神経衰弱 展示中

嗅覚のための神経衰弱 展示中
4月末まで。

オランダ・ロッテルダムRAMギャラリーにて。


2015/03/25

嗅覚のアート展 展示ストーリー(2)



最近の嗅覚アートシーンは、私を一人前の作家として扱ってくれ、

しかもその世界のリーダーのひとりとして扱ってくれ、

リスペクトしてくれるようになりました。

(欧州に限りますね。日本にはまだない領域なので ^^;)



今では多くの人が、私にいろいろオファーしててくれ、ありがたいことに、

世界中から「何かできることがあったら言ってよ」といったメールが舞い込んできます。

例えば香料が必要だったら、香料を喜んで提供してくれるフランス人やイギリス人の友人(香料会社の社長)がいます。

今回も展示会場で、最終香料を決定してすぐにフランスの友人に「急ぎで頼みたいことがあるのだけど」と打診すると、

数時間後には「住所を送ってくれ。あと数十分で集荷がくるから」との連絡!!!

数日後には、香料が届いてました。

こういう人には、請求書を何度頼んでも、送ってくれません・・・泣。

どんだけ私は仕合わせもんなんでしょう。



今回も、私が南ドイツで展示をすることをネットで見た私のフォロワーの方が(まだお会いしたこともないのに)、

「近くを案内しますよ」

と申し出てくれたので、甘えて観光をしてきました 笑

しかも私達の専属ドライバーまでしてくれた。



去年も、シンガポールのある婦人が

私に香水の調合を頼みたいと言い出し、

「でもわたし、材料を全くもってないんです」

というと、「何が必要なの? リスト送って」という。

100種以上の香料のリストを送ると、

数週間後には私のもとに届いていました・・・

もちろん請求書は届きません。

少なく見積もっても、数十万の価値はあると思います。



気づいたらこうなっていたわけですが、

私にいったい何が起きているのでしょうか?…笑 わかりません。

私にできるのはただ、

奉仕することだけ。

夢を託してくれた分、期待に応える。いい作品を作る。

できる限り、その人たちに会いに行き、直接御礼をする。お世話になった人への恩は、忘れない。

それだけです。



世の中、特に日本には、

向こうからくる好意をいただくことができない人が意外に多い事に気づきました。

確かに、意外に難しいのです。

「この人には何か下心があるんではなかろうか?」と疑ってしまったり、

「お返しどうしよう」とプレッシャーに感じてしまったり、

そんなのどうせお恵みなんでしょ、自分を見下さないでよ」とエゴを盾にしてしまったり、

そんな自分にはもったいなすぎる」と必要以上に卑下したり。

日本独特の遠慮の美学も、邪魔したりします。



好意を堂々といただくには勇気が要ります。

借りを作るわけですから。

もちろん好意の動機を見極める目は必要ですが、

私にはただ単に「私を助けたい」という思いで寄せてくれる好意が多いのです。



好意を受けることは、へり下ることでもなく、へつらうことでもありません。

私はその期待をじぶんのできることで返すため、

ただただ一生懸命仕事し、いい作品を作って、

感謝するだけです。

そうすれば、次に必ず繋がります。

簡単にいうと、「謙虚」に「努力」する、ということですね。

私は少なくともそうやって、周囲の夢と期待を繋いで、

嗅覚アート界でのキャリアをひとつひとつ築きあげてきました。

いきなり有名なアーティストになったわけではありません。



・・・と今日は、いくら請求書を送ってと頼んでも送ってくれない人たちを想いながら

ありがとうの気持ちで書きました。

嗅覚のアート展 展示の裏話(1)



ドイツにて、「嗅覚アート」の展覧会があり、作家として招待され、展示をしてきました。

私が発表したのは「嗅覚のための迷路 ver. 2」。東京でやったもののリメイク版で、ほんものの迷路を、木の板で、4.5m x 4.5m の空間に作ったのでした。

その空間では、犬のように嗅ぎ回ります。最初に嗅いだ匂いを辿り続けることができれば無事にゴールに着くのですが、間違えたら、文字通り「迷宮入り」(笑)

オープニングではドイツ人、おおいに迷っていました!笑

木の匂いをふんだんに使いました。セダー、乳香、パチュリ、シスタス。木の板と調和すると考えたからです。セダーを辿れば、ゴールに着きます。

「森の中で迷う getting lost in a forestという感覚を起こさせる」と、このセレクトは好評でした。


ミュージアムは南ドイツの片田舎にあり、かつての富豪のヴィラでした。

末裔がいなくなり、財団の形をとってアートミュージアムとして公開されています。

そこのディレクターであるステファニーが、特筆すべき人物でした。

さっぱりとした笑顔のハンサムな女性です。

喜んでひとり何役もこなします。ディレクターであり、キュレータであり、大工であり、掃除のおばさんであり、運転手であり。

「わたしは、アーティストのためにここにいるの。アーティストが世界中から来てくれて、展示してくれる。これ以上にhappyなこと、ないわ。」

と、ランチもディナーもとらないで、黙々と設置を続けます・・・

常識で言えば、13作品もある展覧会なので、設置スタッフという名目の手下が5人くらいいてもおかしくないのです。

それを、ディレクター自ら、つなぎを着て、大工仕事をするのです。

かつ、ディレクターとしてアーティストのケアは最大限に提供します。

この人にはエゴというものがないのでしょうか。

ストレスというものがないのでしょうか。

怒りというものはないのでしょうか。

見習うべき見事な仕事ぶりでした。生きた仏様を見たというか・・・。

自然と「この人を助けたい」と思うのです。人が集まるのです。

わたしもこんな女性になりたいと、

新月の日。肝に命じました。


海外でのグループ展は、日本人作家(とくに女性)にとってはハードなもんです。

じぶんひとりだけならいいけど、同じ時期に集中して設置する作家が他に何人もいます。

なにしろじぶんではなにもできないもので、

そのハコ専属のアシスタントの取り合いです。

自分の権利を主張しあって、勝たないといけないのです。

ときにはコンセントひとつ借りるのに、何時間も待たなければいけません。

そんなとき、どんなに厚かましくても図々しくてもいいから、アシスタントを囲う技が必要となります。

東洋の女性は、女性の武器を使えば簡単ですが、それは使わない主義です。

日本人は、西洋人アーティストにはエゴの主張では完全に負けてしまいます  ^^;

わたしももともと、「それなら、1日でも2日でも待つか」というタイプの我慢人間です。



今回の設置は、おどろくほど楽でした。

着いたときにはすべての工事が終わっており、

私が壁に香りをスプレーするだけで良いように仕上がっていたんです!

ドイツってすごい。いや、ステファニーすごい。

その後も、細かい展示テキストを貼ったりという作業が残っていたのですが、

私がリマインダーをしようと思いきや、私の顔を見て

「あれやっとくわね。忘れてないわよ!」

とウィンクして、颯爽と去って行くのです。




「嗅覚のための迷路」記事掲載。ドイツの新聞

ドイツのとある新聞に「嗅覚のための迷路」についての記事が掲載されました。かかなり有名な国民紙らしく、新聞名も聞いたんですけど忘れました(笑)

2015/03/24

においあそび - WS @ 新宿伊勢丹Cocoiku生涯学習プログラム


たしか今日が〆切だったような・・・! WS情報@東京です。
[テクノクラートタイプ]
においあそび
講師: 山口美帆(やまぐち・みほ)+MAKI UEDA
対象年齢:育児期の親、5〜6歳、7〜9歳、10〜12歳
場所: 伊勢丹会館5F class 3
価格(税込): 64,800円
プログラム詳細コメント:
シャンプー、フレーバー、アロマテラピーなど、あらゆるかたちで私たちのまわりには匂い・香りが存在します。一方で、現代の都市生活は、あるがままの匂いを意図的に排除する「消臭」の傾向があります。豊かな香りにあふれた森や海からも遠く、こどもの頃に触れるべき香りの種類が定型化し、様々な香りに触れる機会も減りました。
嗅覚の記憶のデータベースは、幼少期から青年期にかけて活発に構築されます。その後、認識能力や分析能力が発達することはありますが、嗅ぐ
幼少のころから意識的に匂いを嗅ぐことは、きっと、その後よりよい人生を歩む助けとなるはずです。この世界にはたくさんのにおいに恵まれていることを発見するからです。この講座では、香りを素材のレベルから扱い、わたしたちが何気なく使っている嗅覚への理解を深めます。
前半のテーマは「香りあそび」です。実際に天然香料や人工香料を用い、石鹸や入浴剤を作りながら、楽しく香りそのものへの理解を深めます。
後半のテーマは「嗅覚あそび」です。意外に知らなかった嗅覚のしくみを学びながら、嗅覚の感性を高めます。

能力は20歳ごろをピークに衰えると言われます。
講師プロフィール:
山口美帆: 有)桜ファーイースト代表。こどものころから香りのする植物に興味があり、抽出一歩手前のような実験を繰り返す。さらに、香料や香水に興味をもち、天然香料の輸入を始める。香りは楽しい!香りを求めて旅行にいくのが趣味。
MAKI UEDA: 嗅覚のアーティスト。現代アート・シーンにおいて世界的に流行中の「嗅覚アート」における第一人者として世界的に活躍している。出産をきっかけに始めた作品制作のほか、オランダ王立美術学校などにて教鞭も取る。2000年よりオランダ在住。現在は、日本(石垣島)に拠点を置く。


備考(注意事項):
講座内容は講師のスケジュールによって前後することがありますので、ご了承ください。 第1回から第5回は山口、第6回から第10回はMAKIが担当の予定です。 ※プログラム時に天然香料を使用する為、材料費として、別途4,320円頂戴いたします。

嗅覚のための迷路 ver 2 のオープニング


嗅覚のための迷路 ver 2 のオープニングも終わり、ホッとしたひと時です。
ドイツ人も迷うと笑顔がほころび、可愛い。
木の香りに満ちた空間。
やはり私は自ずと日本文化を背負っており
他の西洋人の作品と比べると、日本的で、ミニマリスティック。
匂いで自己表現とか、マニフェストとか、それが一般的な展示の中で、
私は逆に匂いでの主張をなるべく避けるようにしてます。
観客に、限りない解釈の自由を与えたい。
嗅覚は主観そのものなのだから。
私の作品の中でただ、没入感、トランス状態を楽しんで欲しい。
その一心で作りました。
とにかく西洋人の作るものの中で異質であり、
たぶん13作品の中で、いちばん金のかかった作品だったはず(笑)妥協しなかったから。
それでもオーガナイザーは、嫌な顔しなかった。この作品、とても素晴らしい、と言ってくれた。
大きな舞台で、周囲の期待に応えることができ、夢のようです。
次への確かな手応えを掴みました。
もうパンとハムは飽きたけど、
数日間一緒に仕事した仲間たちと離れるのは淋しく悲しい。。。
匂いトークばかりの数日間。どれだけインスピレーションもらったかしら。
日本からも応援して見守ってくださった方たち、
どうもありがとう。月並みですが、皆さんのおかげでここにいます。xxx



フランスのiPad向けアート・マガジンにて特集されています

http://artshebdomedias.com/

私はまったくフランス語がわからないので、何がなんだかさっぱりわかりませんが・・・


香り"X"の分解と再構築 / DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL "X"

香り"X"の分解と再構築  DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL  "X" いくつかの香りをバランスよく組み合わせることを「調香」といいますが、この空間で何をやっているかというと、「...