2012/03/31

読書memo 呼吸と嗅覚について(1)

ヨガのプラナーヤマに関する本を読んでいるのですが、呼吸と嗅覚に関するおもしろいパースペクティブを提供してくれます。それは部分的に西洋的なサイエンスの常識を逸するものです。

著者のAndre van Lysebeth 氏(故)はブリュッセルのベルギー人。世界的に流行しているパワーヨガの原型アシュタンガ・ヨガの名士、故パタビ・ジョイス氏を、20世紀半ばに西洋に紹介した人です。つまり、ヨガの黎明期を作った人。

散文ですが、ここにメモしておきます。

”→” で始まる部分は、私の考えた事、経験から基づいた思考などです。


"Pranayama"
by Andre van Lysebeth


プラナ(生命エネルギー、ライフ・フォース)を吸収する場所(重要な場所順に)
・鼻腔に帰着する神経系
・肺胞
・舌
・肌

プラナ的な視点でいうと:

食べ物は太陽のエネルギーが凝縮されたもの。

フレーバー豊かな食べ物を食べることを重視。(古くなって味が抜けたものは×)
フレーバーはプラナではないが、フレーバーはプラナの存在を示唆する。
味がしなくなるまで噛むことを重視。

なぜ「胃腸」ではなく「舌」なのか?
例)
疲れている時、何かを口にすることで、その瞬間に回復が可能する。
胃腸に吸収されるには3時間ほどかかり、
消化には神経系の70%のエネルギーが費やされると考えていると、
舌で「生命力」が吸収されていると考えられる。

ホメオパシーも、舌の下にエッセンスを垂らし、ゆっくり吸収させる方式。

悪臭は毒を示唆するので、神経系にそのように働きかける。

→良いにおいの環境大事。

精油は、イオン化された、あるいはイオン化可能な形態で、生命電気のプラナを運ぶ
(Dr. J. Valnet)

芳香には、2つの役割がある。
ひとつは、花粉を媒介する蛾を引き寄せるため。
もうひとつは、遠隔的にバクテリアを殺すため。

鼻と神経(延髄?)は直接繋がっている
例)
意識を失った人に、気付薬を嗅がせる。
その本人はほとんど呼吸をしていないのに、気づく。
つまり、肺に取り込まれる前に、鼻腔で取り込まれ、神経が作動している。

→においは、意識されていない時もとりこまれ、体の神経組織に働きかけている。
やはり良いにおいの環境が大事。
下水のニオイや黴臭いところに住んでいたら、どうなるだろう?
同じ微生物のニオイでも、体臭、納豆、ぬか漬けのような「臭くても安心する」ニオイもある。

→酒蔵に行ったらとても元気になった。それはきっと酒母や酵母などの微生物のプラナを取り入れたから。酒蔵は、とても良いかおりに満たされていた。それは花のような芳香というよりは、光に近い感じ。

→ぬか漬けなどの発酵食品を食べると、元気が出る。

→薫香パフォーマンスの経験から、良く香ってくれる空間とそうでない空間があることは気づいていた。前者はたいてい、音響も良い。磁場に近いものかもしれないと推測していたが、プラナが関係しているのかもしれない。

→チューリップ・ミュージアムのための調香をしていた時、部屋がヒヤシンスやナルシスの香りに満たされ、じぶんもとても幸せに感じるとともに、元気になった。

→沈香や伽羅などのアガーウッドは、殺菌のために木が自分でプロデュースしたレシノイド。焚くと蓄膿が治まる。







2012/03/26

OLFACTOSCAPE - deconstructing Chanel No. 5 - 制作ノート

■2月中旬


作品制作はまず、シャネル5番データ集めから始まりました。「そんな、調香データが公開されているの?」とみんなに驚かれますが、実はいろんなバージョンのシャネル5番が存在するんです。新入社員のパフューマーが調香を学ぶときに、よく使われる模範香水なのです。この香水は、現代香水の基礎として、スターティング・ポイントに位置づけられており、そこからあまり外れないようにアレンジが加わり、いろんな香水が世の中に出て来るというわけです。もちろん、ここで話しているデータが、実際のプロダクトに使われているデータと同じであるわけがありませんので、御心配なく(笑)。

そうだ、確かある嗅覚のエキスパートが、プレゼンでそのようなデータを使っていたような。メールを送ると、すぐ「返答」が送られてきました。(ある本の引用だったらしく、偶然にも私の本棚にもありました。)

それをもとに、私を常にサポートしてくれているイギリスの高級フレーバーメーカー、 Omega Ingredients の社長に連絡。香料を20種類ほどリクエストしました。「それ、おもしろいね!」と、今回もスポンサーしていただきました。頭が下がる思いです。

■3/12

香料が届いきました。その日は、V2でカーテンを吊るする作業をしていたので、帰ってから個々の香料を嗅ぎ、スプレー詰めするために香料の濃度を調整しました。ある香料が強すぎて、他を凌いでしまっては、残念ですからね。



■3/13

デモの2日前。実際にカーテンにスプレーしてみます。緊張する瞬間です。果たして、私の「机上の空論」が現実のものになるかどうか。1回目は、なんだか違う、シャネル5番とは違う匂いがしました。(たぶん前バージョンに使ったときの香料が僅かに残っていたのでしょう。)スプレーしてから1分後、5分後、10分後・・・と時間を計りながら香りのチェックをします。どうも理想の香りが得られない。気分転換に、布にスチーム・アイロンをかけて「ピシッ」と見えるようにし(これがなかなか根気の要る作業。)、スタッフと共に照明を様々に試しました。


インスタレーション単体だけの時、誰があんなにキレイなものに変身すると想像したでしょうか。照明次第で、いかようにも変化する作品だと、そのときに発見したのです。シャネル5番は「北極のような」ピーンと張りつめた香りを表現しているといわれています。なので、太陽光的なスポットと、対照的な冷たいブルーの光を混ぜてみました。空間の中に人が立つと、ぼうっとブルーに浮かび上がるように見えるようになりました。しかも、インスタレーションの見せかけの重力を無くすため、床に最大限の明かりを取り入れます。私はこれを勝手に、UFOエフェクトと呼んでいますが(笑)。

さて、照明がうまくいったところで、2回目のスプレー。1分後、5分後、10分後・・・うん、シャネル5番だ! そう思えた瞬間は、もう体中から歓びがわき上がってきました。嬉しくて、体が浮きそう! そんなふうに思えたこと、みなさんはありませんか? まさにそんな感じだったんです。

あまりに嬉しくて、その後のチェックは省略し(というか緊張感が切れて鼻が効かなくなってきた)、春の陽射しの中に出て、お気に入りのカフェでひとりで祝杯をあげました。そのほんのちょっと前まで、全てわたしの頭の中だけに存在していた作品が、一瞬にして現実化したのです。モノゴトは、折紙みたいだな、と思いました。All comes together in one moment.  その瞬間まで、誰が何を言おうと自分を信じて、辛抱強く待てた人のみが得られる金の塊・・・。これまでも学んで来たことですが、あらためて確認しました。

余談ですが、その1時間後にまた別なプロジェクトに関する嬉しいお知らせが舞い込み、その晩はあまりに嬉しい事が重なり、もういっぱいいっぱいでした。

■3/14 & 3/15昼
イベント前日と当日は、セットアップも終わって余裕があったので、まったく他の仕事などをして過ごしました。当日は、ベビーシッターさんと息子と晩ゴハンを食べてから、会場に向いました。開始は20:00なので、オランダではカクテルタイム。オランダでは18:00や19:00に始まるイベントは一切ありません。20時以降が大人な余裕のための時間として確保されているのです。(残業する人なんていませんし、そんな時間に人を残業させたりしたら、ちょっと変な会社と見られるかも。)

■OLFACTOSCAPEの産みの父

このOLFACTOSCAPEを産み出すきっかけを与えてくれたのが、ある大阪の若いキュレーター、岡本英昭さんでした。彼が運営しているのは、小さなギャラリー機能のついた、駆け出しのセレクトショップ inframince アンフラマンス。もともとが化粧品会社なので、肌や香りなど、五感への感度の高いプロダクトをプロデュースしています。そこのこけら落としとして、熱心に私の個展をプロデュースしてくれました。そして協力してくれた皆さんの努力の結晶がこの OLFACTOSCAPE なのです。彼らとの対話無しには成立し得なかった作品なので、inframince アンフラマンスさんにアプローズ!

   

2012/03/24

OLFACTOSCAPE - deconstructing Chanel No. 5 - 発表!


先日、ロッテルダムのメディア・アート系スペース、V2_ にて嗅覚に関するアート・イベント Smell This! があり、デモンストレーターとして発表してきました。




デモンストレーションとして展示したのが、OLFACTOSCAPE という2010年の作品。布で作られた直径3mの空間で、「空間における匂いのコンポジション」をテーマにしています。タイトルの" OLFACTOSCAPE" は、OLFACTO = 嗅覚SCAPE = あるシーン、この2つの単語で作った造語です。

今回は、サブテーマとして、 deconstructing Chanel No. 5 を掲げました。直訳すると「シャネル5番の分解」

円筒状のカーテンに、シャネル5番の重要コンポーネントを別々にぐるっとスプレーします。理論的に推論すれば、真ん中に立ったときに、「シャネル5番」のトータルな匂いが嗅げるはず。そして、カーテン沿いに歩けば単独の匂いが嗅げるはずです。音楽に例えれば、トータルな匂いが「ハーモニー」で、それを構成する単独の匂いが「トーン」です。そんなズーム・イン/アウト的な嗅覚体験を観客に楽しんでもらう、というインスタレーションです。

このアイディアは、初代バージョンのOLFACTOSCAPEを大阪で展示したときから抱いていました。そして、イベントに関するミーティングが2月上旬にあり、このアイディアをちょこっと話したところ、キュレーターが「それ、やるのにいくら必要?」と前のめりに・・・(笑)キュレータのハンサムで素敵な笑顔にすっかり口説かれてしまい、アイディアを検証するためのプルーフ・バージョンも作っていないのに、やることになってしまいました。

ワーク・イン・プログレスを見せる目的のイベントだったため、完成品ではなくてもよい。(時間もお金もかけられない。)けれども、観客にもある程度、きちんと体験してもらえるようなものを作ろう。そんな微妙な緊張感の中の制作となりました。

「あのシャネル5番を分解するんだってさ」という話題が話題を呼び、オランダの国民紙的な新聞にも掲載されてしまう始末です。作品はまだ「机上の空論」」だったのに・・・ (笑)ロッテルダムの他のトークイベントでもプレゼンをしました。地元色の濃いイベントなのに、唯一の東洋女性であるわたしは、明らかに異色・・・。




イベントでは3人のアーティストがプレゼンをしました。1人はベルリンから、1人はロンドンから来たアーティストです。私は日本人とはいえ、ジモティーでしたので、友達がみんな来てくれて、ちょっとしたパーティ状態。顔見知りばっかりでした。(実はこのイベントのオーガナイザーであるV2という団体には、学生時代の1998年から出入りしており、私はそのファミリーみたいな内輪の人間なのです。)


■デモンストレーション

私はプレゼンで、作品の説明をするとともに、こう述べました。

「人間には2つの鼻の穴がついています。それは無意味についているわけではありません。犬のように、クンクンしてみると、けっこう匂いの発生源に行き着くのです。犬も、右に移動したり左に移動したりしながら、匂いの強度を探って、発生源に辿りつきます。鼻は耳にもちょっと似ていますね。ですが、それを体感する機会はありませんので、この空間で「嗅覚のステレオ体験」をしてみてください。この空間内ではぶつかるものは何もありませんので、安心して手を使って壁伝いに歩いてください。」

被験者に空間の中に入ってもらい、実際に壁伝いに歩いてもらいます。

「いま、ローズの匂いがしますよね。では右にちょっと移動してください。ミュゲの匂いがしてきます。しましたか? では、また左に戻ってください。そして、ローズと、ミュゲの匂いが均等に混ざる点を探してください。」



被験者は見事に、ふたつの匂いの「見えない境界線」を当てました。その境界線は、私にだけ見えるシークレットの境界線です。

「嗅覚と聴覚を比べてみましょう。聴覚の場合、音源から遠いほど音が小さく聞こえ、近づくにつれてその音量はきれいなグラデーションを描きます。しかし、嗅覚の場合は どちらかというと、ON or OFF 的なのです。閾値を超えると、それが認識できる、つまり、「嗅げる」。ですので、私がローズの香りをハッキリと嗅げるのは、ココの地点(壁から20cm以内)です。ですので、壁から離れて、あらゆる匂いが混ざる中心エリアも楽しんでみてください。そのため、空間に入るのは、1人か2人のグループにしてくださいね。」

体験した人の感想を聞くと、「人生で初めて覚えた感覚」など、とても熱狂的な感想をいただきました。「ムーブメント(自分が主体となって動く事)と、匂いを嗅ぐこと。そして、目を閉じて手を使って空間を探ること。トータルで五感的なセンセーションが体験できる、素晴らしい作品」と、ある匂いのアート専門のキュレーターが高い評価をしてくれました。


詳細はこちらへ(英語):
http://www.olfactoryart.net/index.php/olfactory-news/14-olfactory-news/109

(Caro Verbeek 嗅覚のアート専門のキュレータ、批評家)

(作品を体験するために待つ、長蛇の列が・・・)


V2というメディアアートで有名なスペースが、なぜ嗅覚のアート?!

あるイギリスの若者への調査で、「スマートフォンと嗅覚、失うとしたらどちらがいい?」と質問したところ、後者を選んだ人が多かったのだそうです。それを受けて、「現代において、ソーシャライジングすることがとても重要となっているが、ソーシャルネットワークを失ったとしても嗅覚を維持する事のメリットって、なんだろう?」というのがこのイベントの問題提起でした。



個人的には、V2という場で発表できたことが大きな区切りとなりました。嗅覚のアートを始めた当初から、ずっと意識していたし、目標としていたからです。というのも、それまではメディア・アートの世界にいた私が、電気もコンピュータも使わない、しかも嗅覚という、アート界では部外視されていた感覚に取り組み始めたので、いささか周囲を驚かせたのです。でも、「いつかは、V2などのようなメディア・アート系も、私のこの動きを理解する日がくるだろう」とずっと信じてきました。現在の「嗅覚のアート」はこれまで、クラシカルな美術界の中で語られてきましたが、メディア・アート界にも認識される日がようやく来た。それは私の個人的なヒストリーの中で、とても大きなできごとです。

思い起こせば、 V2との関わりは1996年から始まりました。私の師匠であった教授が、「ちょうどオランダのV2というところで展示をしきたよ」と、そのフェスティバルのビデオを見せてくれたのです。その雰囲気が、オトナかっこよくて痺れました。それから様々なプロジェクトで、いろんな立場でV2とは関わってきました。最初はこの教授の教え子として半ば強引に押しかけ(笑)、その後は駆け出しの作家として、日本語の翻訳者として、友人として、作家の妻として、キュレーターとして・・・etc。もうここのスタッフは、ちょっとファミリーみたいな存在です。


■なぜシャネル5番を選んだの?

この質問をよく受けます。

(1)前のプロジェクトで使ったのが余っていたから、参考として使えた
(2)調香のサンプル・フォーミュラが手に入った
(3)オートクチュール・デザイナーであった叔母が使っていたのがシャネル5番で、私の人生に最も影響を与えた香水として、私も実際に使っているので。
(4)シャネル5番が、香水の歴史から見た場合、現代の模範的な香水であるから。

シャネル5番が現代の模範であることには、理由があります。化学技術の進歩により20世紀初頭にもたらされたアルデハイドという合成香料が、当時の常識以上の濃さで使われた、初めての香水だからです。一説には、調香師のアシスタントが、その濃度を10倍に間違えてブレンドしてしまい、それが以外に面白い結果を生んだ・・・というのがシャネル5番の伝説となっています。その後、マリリン・モンローなどが「裸になってもシャネル5番は着ているわ」と発言し、シャネル5番の伝説的なイメージを確かなものにしたことは、皆さんもご存知のとおりです。


■リンク

Smell_This
http://www.v2.nl/events/test_lab_smell_this

OLFACTOSCAPE
http://www.v2.nl/archive/works/olfactoscape

olractoryart.net 上に掲載された、Caro Verbeek によるレビュー 
http://www.olfactoryart.net/index.php/olfactory-news/14-olfactory-news/109



2012/03/07

Test_Lab: Smell This! @V2, 2012.03.15. 展示のお知らせ


Test_Lab: Smell This!


Witness the decomposition of Chanel No. 5, sniff out a partner, taste with your nostrils, and more treats for the nose. With Sissel Tolaas, Susana Soares and Maki Ueda. Opening: Caro Verbeek.


Test_Lab: Smell This!

March 15th
20:00 to 23:00
location: V2_, Eendrachtsstraat 10, Rotterdam
Add event
vCaliCal
 
+31 (0)10 206 7272



Demonstrations: Sissel Tolaas (NO/DE) | Susana Soares (PT) |Maki Ueda (JP/NL) | Opening: Caro Verbeek (NL) | Performance: Jorg Hempenius (AJ Scentman, NL) | DJ: BEATNOLOGIC (NL)
Would you rather give up your sense of smell or your smartphone? A recent worldwide study conducted among youths aged 16 - 22 found that more than half of them would chose technology over their own sense of smell. What good is a nose anyway when all your friends, entertainment and sources of information are online? This edition of Test_Lab will reveal that your sense of smell might actually be the best reason to stay connected to the physical world. While the communication industry is fixated on visual and aural communication, it is the work of pioneering olfactory artists that points out the significance and potential of communication through smell.
In this edition of V2_’s Test_Lab, Maki Ueda performs a live experiment in decomposing the legendary fragrance Chanel No. 5, Susana Soares shows you how to sniff out a partner, and one of the world’s greatest scent experts, Sissel Tolaas, lets you taste with your nostrils. Art-historian Caro Verbeek kicks off the evening with a talk on smelly art, accompanied by a genuine AJ (Aroma Jockey).
Smell all of this at Test_Lab!
This event will be streamed live in this page. March 15, 20:00 CET


OLFACTOSCAPE


OLFACTOSCAPE - deconstructing Chanel No. 5 - (2012) is a work by Maki Ueda.


OLFACTO (= olfactory) SCAPE (= scenery)


OLFACTOSCAPE is an invisible panorama painting. It's a 3m diameter space created with a curtain. The walls are "painted" with smells.


Perfume is a composition of multiple ingredients, often more than a hundred. Making a perfume is like making a piece of music: creating a harmony with multiple tones. In this version of the OLFACTOSCAPE, independent components (aromatic ingredients) of Chanel No. 5 are separately placed (sprayed) at the different locations. If you stand in the middle point of the space, you would smell the "harmony."  If you walk along the curtain, you would smell the "individual tones."
The intention is thus, to deconstruct the Chanel No. 5, and to reconstruct it again. 


Enter the space, close your eyes, walk and sniff like a dog. Some scents come closer to you, while others fade away.  When do you smell the "harmony" and when do you smell the "individual tones?" Do the scents navigate you instead of you navigating yourself? Is there any scent that attracts you, or that makes you want to approach? 


This project is supported by Omega Ingredients.



OLFACTOSCAPE

香り"X"の分解と再構築 / DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL "X"

香り"X"の分解と再構築  DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL  "X" いくつかの香りをバランスよく組み合わせることを「調香」といいますが、この空間で何をやっているかというと、「...