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ラットの死骸はホワイトムスクの香り?!

1年くらい前の話です。

ロッテルダムの匂いの話題になったとき、ある友人がこう言いました。

「ああ、そういえば最近、あのトンネルの出口のところ、ものすごいムスクの香りがするだろ。ラット(どぶねずみ)の死骸さ。嗅いだ?」

その当たりは、いつも息子を送り迎えする通学路なので、気づいててもおかしくなさそうでしたが、特に心当たりがありませんでした。いつも自転車だからでしょうか。

そんなことより、まさかラットの死骸がムスクの芳香なんてことはないだろう、まったく彼もロマンチストだなあ〜 なんて思っていたのです。

ところが。

今週月曜日でしたでしょうか。
息子を迎えに珍しく歩いて行きました。

例のトンネル出口付近に近づいた頃。
おっと、ふと眼下にラットの死骸が!

気持ち悪い!
でも踏まずに済んだ。セーフ。

とホッとしていると・・・
・・・プ〜ンと、芳醇な香りがしてきました。

・・・あ、ホワイトムスクだ・・・

彼の言っていたことは、本当でした。
今週2回ここを通りましたが、2回とも同じ匂いでした。

って、そういうもんですか? 私が知らなかっただけ? 
専門家の方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいです。

その辺りは、線路の下をトンネルが通ってます。線路沿いにはずっと木や草が生い茂っていますので、ネズミの住宅地であっても不思議ではありません。想像するに、ネズミの死骸が枯れ葉や土などにより発酵分解され、このような匂いが立ち上るのでしょう。寒すぎず暑すぎず、発酵にはちょうどいい気温です。

カメラは持っていたのですが、写真は撮れませんでした・・・。

1920年代のオランダDIY化学系レシピ

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本が大好きな私。

学生のころから本に関しては財布の紐が緩いです。たいしてお金もないのに洋版の美術本を買ってましたね。(しかもオランダに引っ越した時にも道連れにまでして。)

買っただけで知識が増えたような気分になるんですが、どうでしょうね。美しい大型本などは、そこにあるだけでいいんです。まるでインテリアですね。

オランダ語がわかるようになって嬉しいのは、本屋さんに行く意義ができたこと。昔は、ただ単に本が好きだから行ってたものの、本を手に取ってみてもどれもこれも呪文のようで、ため息しながら店を出て来たりしてました。

近所には素敵なアンティーク本屋さんがたくさんあります。古本屋、じゃなくて、アンティーク本屋です。微妙に違います。ひとつお気に入りの店があって、そこの女主人に「匂いとか嗅覚、コスメティックとか香水のレシピ関係の本、ありますか?」と聞くと、銀眼鏡に手を触れて、「ふむ・・・」としばし考えてから、時間をかけて店中からいろんなものをかき集めてくれます。

今回の収穫は、この本。
"mengen en roeren"
= [混合と撹拌]
1920年代のオランダの、DIY化学系レシピ本です。





左のがオリジナル版、右のはそれが現代風にアレンジされたもの。

花火の作り方からチーズの作り方、アフターシェーブの作り方まで、1000種類以上のレシピが並んだ本。いずれも5ユーロ(800円)程度。

こういう類いの本は以前にも2冊購入してて、仕事上の伴侶となってます。いつか機会があったらご紹介しましょう。

こんな本に興奮してしまう人は、たぶん世界広しといえどもあまりそう多くはないでしょうね。笑。

AROMASCAPE OF ROTTERDAM - final presentation

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AROMASCAPE OF ROTTERDAM - メイキング

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月曜日:
ガイダンス
課題についての説明。「ロッテルダムの街で、匂いを嗅ぎ、リストにする」

火曜日:
リストに書いた分だけ旗を作り、地図にマッピング。統一フォーマットに関しては、あるていどナビゲーションしたが、基本彼らに決めさせた。「旗」にするのも、彼らのアイディア。さすが美大生、こういう仕事がとても上手。





木曜日:
匂いの抽出。ひとり1個。

チューイング・ガム。


車のタイヤ。


コーヒー(煮すぎたコーヒーの匂い)


ロッテルダムの新聞。


ほこり。


クラーリンゲンの森の苔。


クラーリンゲンの森の泥炭。


ポフェチェス(オランダのお菓子)


その他、写真に撮り忘れたもの:

ストロープ・ワーフルパンマリワナ鉄(+機械用オイル)マース川の水



マース川の水を蒸留中。







約1.5リットルのマース川の水から、これだけの抽出液をとった。
まるで夏のマース川の水の匂いがする。
(誰かが、「水槽の匂いだ」と言っていた)



AROMSCAPE OF ROTTERDAM - announcement of the final presentation

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final presentation

place:
Willem de Kooning Academy
at location 3.1
Blaak 10, Rotterdam

date:
26-03-2010









AROMSCAPE OF ROTTERDAM

I'll give an one-week workshop again!
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PROJECTWEEK
Willem de Kooning Academy
http://www.wdka.nl
Rotterdam The Netherlands
22 - 26. 03. 2010.

AROMASCAPE OF ROTTERDAM

What do you smell if you walk around the City of Rotterdam? The exotic smell of a Toko, the muddy smell of The River Maas, the tasty smell from the bread factory, etc. etc. In this project you are going to explore Rotterdam on the level of smell.


What is it that we are smelling, what does it make you imagine, what does it make you feel? This course will deal with these questions through a combination of lectures, hands-on workshops with fieldworks, and a final presentation.


The workshops will first focus on fieldwork and on observing the environment with the olfactory sense. You will smell a lot and learn how to communicate about smell with others, using a basic vocabulary for analyzing and expressing the character of a smell. We will map the smell and texts and create [AROMASCAPE OF ROTTERDAM]

on Google map.


Secondly we will e…

八宝茶

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烏龍 八宝茶 



ずっと昔、上海に仕事で行った折、ある接待の場でいただいたお茶。

蓋を開けるときの複雑な香りが楽しみなお茶です。

その後オランダの方々を探しましたが、 ロッテルダムの中華街でも見つかりません。

日本のある中華街でようやく再会。

けっこうなお値段でしたが、迷わず買い物かごへ。

調べると、いろんなバージョンの八宝茶があるんですね。

こんど自分で調合してみようかな・・・。



烏龍 八宝茶 

メモ
菊花:目の疲れを抑える。バ ラ:美肌、便秘。ダイエット効果が期待できる。胖大海(パンダーハイ):気管、肺臓の機能を高める陳皮:胃腸に良いハ ブ:目の疲れを回復龍眼:補血クコの実:体調を整え、気分転換、健康促進レーズン:ビタミンC、 鉄分が豊富

梨の匂いのするバナナ

共同購入で毎週、一袋15ユーロのオーガニック野菜・果物をとっています。(http://www.odin.nl)
その中に梨(ラフランス)がありました。この種は熟れ過ぎに熟れるていどがいちばん美味しいのです。食べごろは、芳香が教えてくれます。それまで、常温の部屋の果物かごに入れておくことにしました。
その上に、「熟れました」といった具合の、芳香放散中のバナナを載せました。
数日後、まだ熟れかけてる梨をひとくちガブリ。すると・・・なんと、バナナの味がするんです。錯覚かと思いましたが、確かにバナナの味がします。
匂いを抽出する方法のひとつである「アンフルラージュ法」の原理から推測するに、たぶん梨の表面の油脂分がバナナの芳香を吸着したのだと思います。
リンゴの味がする梨バナナの味がするリンゴいちごの味がするマンゴー
など、いろいろできそうですね。

Perfume and Wine

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ある人気のワインブログに、「Maki Ueda のテキストにインスパイアされて・・・」という形で、ワインと香水の相関性に関するレビューが掲載されました。

元サイト:
http://catavino.net/wine/is-there-something-new-about-perfume-and-wine/

Is there Something New about Perfume and Wine?Submitted by Burt Frink on Monday, 1 March 2010Comments (6) | TwitThis If you're new here, you may want to subscribe to our RSS feed. Thanks for visiting! Editor’s Note: This post continues our theme of connecting wine – Spanish, Portuguese, or otherwise – with a wide variety of sensory experiences, be it classic music or perfume. As said by Olfactory Artist, Maki Ueta,Olfactory preferences are originally locally oriented. They correspond to the evaporating character of aromatic substances. Each culture has its own special smell representation. Nowadays a lot of natural daily-life smells are disappearing because of the drastic changes in lifestyle. The chemically reconstructed smells made by the mass industry are invading us everywhere, and erasing and replacing the natural smells. On a …