2010/02/23

王立美術アカデミー 我が学生達の力作

ご覧ください↓


力作です。お世辞抜きに、我が学生達を自画自賛させていただきます 笑。

友人先生(写真によく映ってる大きい人)のクラスとの合同プレゼンだったので、多くの人が私たちの成果を初めて目にします。王立美術アカデミーでも奇抜な Art Science 学科においてさえ、異色の授業です。そんな中、その場にいた多くの人が「匂いのゲーム」の数々に多いに興味を示し、純粋に楽しんでくれました。

それはひとえに、全てのミニ・プロジェクトの完成度が高かったからでしょう。

完成度というのは、先生がなんとかできるもんではありません。あるていどまではプッシュできますが、残りは学生の手に委ねるしかないんです。作り込む中、クールな分析と批判的精神を失わず、かつホットな動機と情熱を持ち続ける。そのバランスがうまくとれた場合にのみ、完成度というものが上がるんです。

卒業制作などではない、単なるひとつの授業の課題制作なので、「作品」と呼ぶのは憚られますが、ひとつひとつがそれで完結してると思いました。

学生達も追い込みの制作は居残って頑張りました。先週末も実験し通しの子もいたし、16種の匂いを抽出した子もいました。半数の学生にとっては単位にならない授業(他の学部からの参加だったりする)。プレゼン前日にはある学生がキュレーターの役を買ってくれ、空間の中に匂いがぶつからないように配置してくれました。学生のモチベーションの高さには目を見張るものがありましたね。

学生達の出身国は、まさに世界各地からという様相です。インドネシア、ブラジル、スペイン、イラン、南アフリカ、コロンビア、オランダ・・・ かなり非オランダ系に偏ったクラスでした。しかも男の子ばっかり。どちらも私にとっては初めての経験です。非オランダ系の留学生にとっては、拙い英語をしゃべる小さな(オランダでは小さな)東洋人の女性が教えるということで、心強くも思ったのかもしれませんね。講師陣はオランダ人ばっかりですし。

私も3週間、脇目ふらず走り続けました。バンクーバー五輪もいつの間にか始まっていて、気づいたら競技8日目でした。1週目には息子の誕生日会の準備もしなきゃいけなかったり、3週目にはひどい風邪をひきながらで、かなり体の底からの力を使い果たしましたが、出て来た成果を目にして、じわじわとシアワセを味わってます。ほんなわけで、しばしお休みします〜。






2010/02/15

チューリップの匂い



我が家の食卓には1週間前からチューリップの花束が差してあり、芳しい香りを放っています。

オランダに来てからよくチューリップは生けてましたが、いままでは「チューリップにはたいして香りがない」と思ってました。ところが。このチューリップ観はまちがいでしたね。

生けた当初は、みずみずしい香りで、花屋さんに足を踏み入れたときに感じる匂いそのものでした。

その後、手のひらを開ききったとき、つまり朽ちていくときこそ、チューリップの底力発揮。

黄色いチューリップは、幼い少女のような匂い。
赤いチューリップはオトナな女の匂い。

そんなふうに表現しちゃっていいかな?


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2010/02/13

王立美術アカデミーでの授業

オランダ王立美術アカデミーのArt Science 学部で Smell and Art の授業を持ち、2週間が過ぎました。残りあと1週間。

ネイティブではない英語とオランダ語で教えるのは相変わらずもどかしいですが、この2週間で私が教える部分はだいたい終わり、ホッとしてます。プログレス詳細はこちらをご覧ください。

http://smellart.blogspot.com

ブログ書いてても、the とか a とかの冠詞があやふや。英語ネイティブになりたいです。

1週目は嗅覚や匂いに関する総括的な講義と、課題「匂いを使ったゲームを作る」の可能性を検討し、アイディアを練ることに専念。

2週目は、実際に匂い素材と手を使った作業。匂いの抽出ワークショップ、お香作りワークショップをやりました。

この学校の学生は美術&音楽とサイエンスの領域横断的な学生なので「インターフェース」とかのメディア・アート(私のもともとの専門)でよく用いられる怪しい専門用語を使っても通じます。とても自分に合った環境で教えさせてもらってるので、水を得た魚のように楽しくやってます。

来週木曜日、最終プレゼンです。お時間ある方はぜひお越しください。

2010.2.18. (Thu)
13:00-16:00

Royal Academy of Art
Prinsessegracht 4
2514 AN Den Haag

location: PB301 (the room of Art Science)
入り口を入ってすぐの階段を2nd floorまで昇り、左側奥にあるドアを入って階段を昇ったところにあります。

香り"X"の分解と再構築 / DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL "X"

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