2010/01/29

オランダ王立美術アカデミーで講座を持ちます。

来週から3週間、オランダ王立美術アカデミーで講座を持ちます。
テーマは Smell and Art。

これまでは地元ロッテルダムの美術アカデミーで、1週間の集中ワークショップという形で何度か持たせていただきました。

今度はきちんとした9回コース、計27時間の授業です。
期間は2/1〜18。

気合いを入れて、専用の授業用のブログを作りました。学生にもポストしてもらうし、授業ノートなどもどんどんこちらに掲載する予定です。

blog Smell and Art (言語は英語です)
http://smellart.blogspot.com
a course given by Maki Ueda
ArtScience Interfaculty, Royal Academy of Art & Royal Conservatory
The Hague, The Netherlands

2010/01/25

2010年のご挨拶・2009年ダイジェスト

日頃お世話になっておりますみなさまへ

たいへん遅くなりましたが、新年のご挨拶をさせていただきます。

実は年末年始にかけて、奈良・生駒山にある断食療養所で3週間の断食プログラムをやっていました。その後しばらく体の回復を待ち、先週末ようやくオランダに戻って来たところです。

長年のオランダ生活で進行した花粉症と、そこから発生した喘息を治療する目的でした。

はたして治ったかどうかはまだ判断できませんが、断食によって体験したこと全てが目から鱗で、「花粉症のおかげで断食に出会えてヨカッタ!」と思えてしまうほどです(笑)。 嗅覚や味覚の不思議な体験もしましたし、なにより心身ともに爽快です。

詳しくはブログに断食日記を書きましたのでご興味のある方はそちらをどうぞ。
http://makiueda.blogspot.com



さて。昨年はみなさまのおかげで、様々な仕事のチャンスをいただき、満足な一年を過ごさせていただきました。以下、ダイジェスト版でお知らせいたします。

2009.05.
日蘭400年の歴史的交流をテーマに、ライデン美術館にて大きな展示をしました。400年前の世界を追体験できるような、匂いを使った部屋のインスタレーションを作りました。この中ではお客さんは「オランダ人商人」あるいは「芸者」の視点から、匂いによって歴史を体験することになります。
http://www.ueda.nl/geisha/index-j.html

2009.07.
World Technology Award (category: Arts) という世界的な賞にノミネートされる、という栄誉をいただきました。残念ながら受賞には至りませんでしたが、こういう形で評価されたことは素直に嬉しいです。

2009.08.
東京の石神井公園で、森の匂いを抽出する子供向けのワークショップをさせていただきました。
http://witch-lab.blogspot.com/search/label/%5BSMELL%20BAR%20WORKSHOP%5D

2009.09.
新作「五感のための晩餐会 (DINNER FOR MUTED SENSES)」を発表しました。前菜、主菜と進む中、五感をひとつずつ遮断することによって新しい体験をする・・・といったディナー形式のワークショップです。
http://witch-lab.blogspot.com/search/label/%5B%E4%BA%94%E6%84%9F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%99%A9%E9%A4%90%E4%BC%9A%5D

2009.5. / 2009.11.
オランダの美大で(短期ですが)教え始めたのは私にとって大きな転機となりました。「匂いとアート」という、一見奇抜なこのフィールドを、自分自身が開拓しつつあることを少し認識するようになりました。

SMELL MAP (5月)
http://witch-lab.blogspot.com/search/label/%5BSMELL%20MAP%5D

How To Confuse Your Senses? (11月)
http://witch-lab.blogspot.com/search/label/%5BHow%20to%20Confuse%20Your%20Senses%3F%5D

2009.12.
京都造形芸術大で開催された「アーティスト・サミット京都2009」に招聘されました。2週間の滞在制作。教育の現場でしたので、若者と濃い時間を過ごしました。微力ながらも日本の将来に少しでも貢献することができたかなと思っています。
http://witch-lab.blogspot.com/search/label/%5B%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E4%BA%AC%E9%83%BD%5D


coming up:
- 2月、オランダ王立美術アカデミーで短期講座 "Smell and Art"を持ちます。
- 5月、オランダ・ドルドレヒトの街全体をフィールドとしたプロジェクトが予定されています。
- 6月、東京にて「五感のための晩餐会」が予定されています。


まだまだこれからも日々精進したいと所存ですので、今年もどうぞ温かく見守っていてください。

そしてみなさまにとって素敵な2010年になることを祈っています。



上田麻希

2010/01/21

アーティスト・サミット京都 day15 〜休日〜

2009.12.21.

休暇です!

2週間も京都にいたのに、ほとんど観光をしてません。でもそれでいいんです。この日も、午後にある人と会う予定を入れました。観光ならいつでもできます。今しかできないことは、人と出会うこと --- そのつもりで京都に来たんですから。

午前中は時間があったので、自転車で行ける距離にある下鴨神社に行きました。太古の森である「糺(ただす)の森」に興味があったからです。「アロマスケープ京都」制作時に、「いい匂いがする」という情報をもらっていたもので。

ここの紅葉はとても綺麗でした。





ちょうどその時、神秘的な光が差し込みました。








ついでに下鴨神社境内へ。


御手洗。


ちょうどこの時、特別公開で、神様へのお食事を作る台所を見る事ができるとのこと。

これは、結婚式場ですね。


台所。神社にもいろいろ神殿などありますが、やっぱり私、台所がいちばん好きです。

左が井戸、右が台所です。

ここに差し込んでいた光の綺麗なこと・・・ いつも思うのですが、神社に差し込む光はどうしてこうも柔らかいのでしょうね。

葵が自生する庭。下鴨神社といえば、葵祭ですものね。


近くに「方丈記」で知られる鴨長明ゆかりの神社があり、鴨長明の庵が再現されていました。

なんと、移動式の家です。この大きさ、ひとりなら十分ですよね。どんな暮らしなんでしょう。一度そういう生活してみたいです。

午後は、友人と祇園で待ち合わせ。時間があったので、ふらっと初・八坂神社。




祇園住まいの友人のおすすめカフェで、ランチ。


中庭の紅葉です。



とっても素敵な友人とのひとときで、私の京都滞在は締めくくられました。彼女、じつは現役の舞子さんでもあります。

ここのカフェ、有名な人気カフェのようで、この後テレビで2回も見ましたよ。花背で毎日汲まれるという湧き水がとても美味しかった・・・! 

OKU
http://www.oku-style.com/


そしてその晩は、どこかアパートの近く (百万遍)で食べようかな・・・と、ふらっとこんなところに入りました。

世にも珍しい、ベーガン料理の定食屋
Sunny Place
http://sunnyplace.okoshi-yasu.net/aboutus.html
オススメ:ベーガン鶏の唐揚げ定食 850円

豆腐でできた偽・鶏の唐揚げ。美味しいので、けっこう騙されますよ。翌日から始まる3週間断食療養の前日でしたので、これが最後のお酒と普通食。一口一口味わいながら、いただきました。

アーティスト・サミット京都 day15 〜サミット〜

2009.12.20.

・アーティスト・サミット京都2009 テーマ「未来への跳躍」について


この「青い影」は、サミット議長でもある宮島達男さんによる PEACE SHADOW PROJECT 。核兵器反対署名を、影でおこなうものです。なぜ影かというと、広島に原爆が落とされた瞬間、壁にその人影だけを焼き残して亡くなった犠牲者への追悼の意からです。

アーティスト・サミット京都の主催は京都市ですので、京都市長が開会宣言をしてくださいました。

市長の羽織裏のお洒落を珍しく眺めるハーヴィ。その左は、学長の千住博さん。右は議長の宮島達男さん。


午前中は、6人のアーティストによるプレゼンです。世界の諸問題への解決方法を、アーティストの目線から提案します。以下、私の話したことが少しでも伝わればと、ノートから抜粋します。


12/20
MEMO

(1)メディアの話。

私 と あなた の間 

その間をつなぐのが、メディア/メディウム

この「間」が物理的に100km、あるいは10000km離れている場合

そこを繋ぐのは電話であったり、インターネットであったり、
あるいはテレビや新聞であったり。

テレビや新聞は、表面的な情報

匂いで、もっとよりリアリティのある、実感を伴うような、空間的な伝え方ができないか?
例えば戦場の、肉の焼ける匂い。
歯医者さんで神経を焼いた時に嗅いだ生臭いニオイに似てるに違いない。

地球の向こう側の人へ想いを馳せることができるかどうかが鍵。

→「匂いの持つパワー」をいろんな形で探ってみたのが今回のAIR

*猿は、味わう、嗅ぐ、触るなどの感覚以外はうさんくさいと思っている



(2)スーダン「ダルフール問題」

ここからは、匂いや嗅覚から切り離して、上田麻希個人として注目したことと「提案」

今回のAIRでやった「香道で香りを聞いて世界旅行」プロジェクトのために集めた匂いの中に、スーダン産の乳香があったことから興味を持った「ダルフール問題」

[スーダン産原油とダルフール情勢]
*1 barrel = 42 US gallons = 158.76 litres.


http://darfur-tribune.seesaa.net/article/117724681.html?1256619853

スーダン政府の60パーセントの収入が石油による。
そして、国家予算の80パーセントが軍事費に使われる。


http://www.eia.doe.gov/cabs/Sudan/Oil.html
スーダン原油総輸出量
380,000 barrel per day = 60,329,000 liter per day (約6千万リットル)


スーダンは2006年に日本に対して、1日あたり124,000バレル原油輸出を出荷した。 
124,000 barrel = 19,691,200 liter
19,691,200 liter per day (約2千万リットル)


→スーダンが1日に輸出する量において、約30パーセントを日本が輸入したことになる。


スーダンが2006年1年間に日本に輸出した量
= 7,187,288,000 liter per year (約72億リットル)

国内の電力会社では関西電力(大阪市)が使用量1位。
= 700,000,000 liter per year (約7億リットル)

日本が輸入した量の10分の1を関西電力が使ったことになる。

つまり、

スーダン総輸出量の3%を関西電力が使ったことになる。

スーダン情勢の少なくとも3%の責任を、関西電力が負っている。


環境省統計 使用電力量(百万キロワット) 平成19年度 によると、

関西電力供給エリアの電力使用量:
大阪府 20,893
京都府 6,475
兵庫県 13,107
奈良県 3,306
滋賀県 3,349
和歌山県 2,714
三重県 4,335
岐阜県 4,743
---
合計 58,922

京都府使用量は、全体の約11%を占める。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%B4%9B%E4%BA%89
この紛争で2003年2月の衝突以降、2006年2月時点での概算で18万人が既に殺害された。

→ 年間平均6万人が殺害されている。

(難民はこの何十倍も発生)



関西電力によって供給された電力により、2006年の1年間に、1,800人の非アラブ系スーダン人が殺害されたことになる。
(60,000人の3% = 1,800人)


京都府で使用された電力により、2006年の1年間に、198人の非アラブ系スーダン人が殺害された計算となる。
(1800人の11%)




日本は 依然として輸入中。26 % (2008) 。中国は55%
http://www.eia.doe.gov/cabs/Sudan/Oil.html

中国製品ばかり買ってる日本人は、間接的にもかなりこのジェノサイドに加担していることになる

関電に電話質問。(答)現在はスーダン産原油は10%以下。今では、マレーシア産、インドネシア産が主流。

これに付け加え、携帯電話などに使われるレア・メタルがコンゴ東部の紛争を引き起こしている事実。
(レア・メタルは半田に使われる。世界の50%をコンゴが産出)

この現実世界で清く正しく生きるのは、なんと難しい事だろう。





(3)解決策の提案:カネ、モノ、ヒト、情報の完全自由化

ダライ・ラマ
「世界平和のために」より (1999)

「もし宇宙からこの世界を見下ろしたら、国境線など見えません。ただ一つの小さな惑星が見えるだけです。ところが砂に一本の線を引いたとたんに、私たちの頭には「こちら」と「あちら」の感覚が生まれます。この感覚が育っていくと、本当の姿が見えにくくなります。アフリカの多くの国や、最近では旧ユーゴスラビアなど東欧の一部の国で、そうした視野の狭い国粋主義が大きく広がっています。

しかし、いまでは「こちら」と「あちら」の概念は意味をなくしつつあります。隣人の利益は自分たちの利益でもあるからです。隣人の利益を大事にすることは、基本的に自分たちの将来を大事にすることになります。今日の現実は単純です。敵に害をなせば、自分にも害が及びます。これは、現代のテクノロジーの進歩とグローバル経済を考えればわかることです。」


世界はつながっている。
隔離して住むこと(後戻り)できない。
宇宙から地球を見ると、境界はない。
EUをもっと地球規模に広げるにはどうしたらいい?

idea 1) お金の情報化
お金は自由化している。
どんな通貨でも、ほとんど両替できる。
同時にお金は、価値を数字で置き換えてしまう = 抽象的
定食屋さんで、皿洗いしたら、その日の定食はマケてくれる というような、具体的な価値の交換が無い。

お金のpost-it
carbon-footprint のように、記録をデータとして残せないか
1本100円の水
この100円はどのように何処に、誰に、流れていくのか?

個人情報を開示して、お金を使うことに対して社会的責任を持てるようにする
Aさんはいいお金の使い方をしている → 社会的信用が高まる。(社会が監視する)
税務署が会社の金の使途を監視するように、グローバルに金の流れを監視する国連のような機関が必要

idea 2) ヒトの自由化
global passport の発行(EUをずっとずっと世界中に広げるイメージ)
ヒトが自由化してるとは言えない。
*私自身の移住体験
*ルワンダ難民の友達:命からがらオランダへ。オランダで難民申請。1年間、難民を収容する刑務所のような所に入る。100人に一人許可される難関に通った。
*現行の国家法だと、たまたま生まれついた国に住んで生きていくことを半ば強制される。→ どこにでも住んでいいとしたら? 日本にたくさんの人が流れてくる? 日本人は外に行き、東南アジア人やアフリカ系黒人だらけの国になったりして。 → 日本という概念が消える? それとも逆に強調される? 国が会社みたいになって、魅力の無い国はいっしょうけんめい広告を出さなければいけなくなっちゃうかもしれない。
想像してみよう。


世界の問題の解決は、アーティストだけではできない。
アーティストの得意技は、想像力と斬新な発想。
科学者、政治家、宗教家などと一体になって取り組むべき命題。
次のサミットに期待する。




京都府で使用された電力により、2006年の1年間に、198人の非アラブ系スーダン人が殺害された計算となる。」

美術の現場ではあまり一般的ではないややアカデミックなアプローチですが、この数字は会場の人たちに大きなショックを与えたようです。

この場で話されている「世界規模の問題」とはいったいどいったものであるのか。実際に数字に出してみました。スイッチを入れて灯す明かりが、知らないうちに、地球の向こう側の人を殺している。そんな時代に、わたしたちは生きているのです。いくら正しく清く生きようとしても、難しい時代です。

この数字を計算して出した夜は、その生々しさに私も夜なかなか寝付けませんでした。お客さんにもそれがよく伝わったようです。

午後は浅田彰さんのモデレートによるパネル・ディスカッション。テーマは、アーティスト・サミット京都の未来、あるいは、京都ビエンナーレの是非についてです。




和太鼓の演奏で、クロージング・パーティが始まりました。


ディナーは、この学校の精進料理教室(そんなものがあるのですね!素晴らしい)の先生による精進料理です。



精進料理は、私がいちばん好きなタイプの料理(普段が玄米菜食のベーガンなのでね)なのに、あまりに人と話すのに忙しく、ほとんど食べ逃してしまいました・・・残念・・・主賓になるということは、こういうことなんですね 笑。

人参、紅芋の裏ごしに甘い蜜をかけたデザートは、しっかりいただきました。



その後、場所移動。
打ち上げです。
カラオケセットのない部屋なのに、カラオケが始まりました。








最後に、私のプロジェクトをいろいろな面でサポートしてくれた私のチーム(中田先生、ナッちゃん、ナッティ、あいちゃん)にLOVEを送ります! どうもありがとう!

(余談)
この宴会の後はさすがに疲れ果て、3次会はパス。オランダ人のマリエットと共にみんなに別れを告げたあと、帰り道の途中、銭湯に寄りました。とても昭和度が高く、マリエットもなかなかディープな日本体験ができたようで。その後、温泉とか銭湯に病み付きになったという話・・・ふふふ。いいでしょう、こういう日本。

アーティスト・サミット京都 day14 〜AIR報告発表〜

2009.12.19.

いよいよこの日がやってきました。

アーティスト・サミット京都 2009 第1日目。
Artist In Residence 報告発表会です。


理事長の開会挨拶。立派な講演でした。



当日話したことが少しでも伝われば、と
以下、私のノートより抜粋します。

2009/12/19
アーティスト・イン・レジデンス成果発表 


(1)メディアの話。

私 と あなた の間 

その間をつなぐのが、メディア/メディウム

この「間」が物理的に100km、あるいは10000km離れている場合

そこを繋ぐのは電話であったり、インターネットであったり、
あるいはテレビや新聞であったり。

テレビや新聞は、表面的な情報

匂いで、もっとよりリアリティのある、実感を伴うような、空間的な伝え方ができないか?

地球の向こう側の人へ想いを馳せることができるかどうか

→「匂いの持つパワー」をいろんな形で探ってみたのが今回のAIR

*猿は、味わう、嗅ぐ、触るなどの感覚以外はうさんくさいと思っている




(2)AIRの説明( with slideshow )

*匂いの地図 AROMA-SCAPE の制作

*吉田神社のcypres, 比叡山の杉、京都造形芸術大学裏山の紅葉(モミジ)の匂いを抽出

*味噌汁、糠味噌から匂いを抽出


(3)香道の形式を拝借して

3つ、匂いを「聞き」ます。地球の裏側の世界を想像してみてください。

1、スーダンの香り
2、モスクでよく焚かれている香り
3、京都造形芸術大学裏山の紅葉(モミジ)の匂い


その後、アーティスト・サミットの高校生バージョンともいえる「デザセン」コンクールで入賞したプロジェクトの発表でした。プレゼンテーション内容、方法、どれをとっても私たちプロのアーティスト顔負けでした。



夜は、宮島達夫さん主催のお食事会。
京都の郷土料理を出してくれる わらじ亭 というところで、素晴らしいおもてなしをいただきました。



刺身、ウニ、あわび、などなどの舟盛り・・・
「ウワーオ、なにこれ?」と外国人アーテイスト達。
  • ウニに関しては「これはね、Sea Urchin の卵巣だよ」
  • アワビに関しては「これはね、貝。とっても高価なんだよ」
こういうのの説明って、むずかしい・・・



今日のおばんざい

わらじ亭
http://www.warajitei.com/
〒604-8852
京都市中京区壬生東大竹町14
 (御前通六角西入北東角)
営業時間 午後5時~午後11時
日曜・祝日 休み

TEL&FAX 075-801-9685

2010/01/20

アーティスト・サミット京都 day13 〜お茶会〜

京都造形芸術大学の茶道部のみなさんが、私たちのためにお茶会を催してくださいました。学校にこんな立派な茶室があるなんて・・・あらためてすごい学校です。

2ヶ月もかけて準備されたのだとか。まずはテーマを決め、それを表現するためのしつらえを考え・・・

さて、今日のお茶会のテーマは何でしょう?





ふたりの動きが一分たりとも違わず、ピシッと合っています。







さて今日のテーマは何だったのでしょう?

ずばり、「愛」でした。

そのため、全てが2つ一組。畳も今日の日のためだけに、赤く染めてあります。そして、立て矢は、「愛のキューピッド」を表現しています。

ひとつひとつの要素に意味があります。それを考えるプロセスは、新しい作品を作る行為ととても似ているかもしれませんね。

こんな素晴らしいお茶会、日本人の私でさえ体験したのは初めてでした。みなさん、どうも有り難う。

アーティスト・サミット京都 day13 〜練香づくり〜

2009.12.18.

19日、20日と、アーティスト・サミットの最終発表です。

「京都造形芸術大学の裏山の紅葉の匂い」の練り香を作るため、裏山で材料を収集しました。


ちょうど紅葉も真っ盛り。


素材をすり潰して粉状にします・・・といいたいところですが、微妙に乾燥してないのでなかなか粉状になりません・・・


粉状になったと想定し、梅干しと蜂蜜を混ぜます。


炭粉を混ぜます。


平らな団子状にします。


試し焚きです。どうなるかな?

うーん、いい感じ!
これで1日置いて少しだけ熟成させると、蜂蜜と梅肉が混ざっていい感じになるでしょう。

同じ要領で、
「サハラ砂漠のお香の匂い」
「スーダンのお香の匂い」
の練り香を作りました。



これら、翌日の「アーティスト・イン・レジデンス報告発表」の壇上で小さな香席を設け、焚く予定です。

アーティスト・サミット京都 day12 〜講義〜

2009.12.17.

情報デザイン科の授業「クリエーターズ研究」でレクチャーしました。

レクチャーといっても、私が生徒に教えるのではなく、私が生徒の「研究対象」となる授業なんです。

生徒は私の話してることを聞きながら、ずっと下を向いてます。ずっと何か描いてるのです。計3時間の話をグラフィカルなA4のメモにまとめるというのが、この授業の課題のようです。中には寝てる人もいましたが。



前半で私の仕事について、おおむね話しました。

後半のはじめは、ギャルリー・オーブ(AIRの制作・発表の場)に集合。みんなに実際の作品を見て、匂いを嗅いでもらいます。






















授業の後で、生徒全員の「メモ」コピーをいただきました。一生の宝物です。

ちなみにこの授業を率いるのはアート・ディレクターの榎本了壱さん。お名前はうかがったことがありました。
アタマトテ・インターナショナル

榎本先生発案の入試というのにも、笑ってしまいました。

左の女性(この学校の先生です)がニュートラルなユニクロの服を着たプロフィール写真が生徒に渡され、それをもとにイメージ(空想)し、絵にまとめる、という入試。

「ジュン子の秘密」という本の背表紙を作った子もいれば、

ちゃんと名前まで消去法で考える子もいて・・・



年齢29歳。趣味ネイルアート。「うっわー、あたってるじゃん!」と本人。

この夜は、友人と銀閣寺近くの洋食屋「ふろういん」で手作りハンバーグセットをいただきました。デミグラソースから、何から何まで手作り。これで2000円です!


ふろうえん
京都府京都市左京区浄土寺石橋町30-1
075-771-1276
http://r.tabelog.com/kyoto/A2603/A260302/26005940/









香り"X"の分解と再構築 / DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL "X"

香り"X"の分解と再構築  DECONSTRUCTING AND CONSTRUCTING THE SMELL  "X" いくつかの香りをバランスよく組み合わせることを「調香」といいますが、この空間で何をやっているかというと、「...