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10月, 2008の投稿を表示しています

飲むパフューム、(人体)実験

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ブリュッセルのFoAMにて11月16日、ワークショップをやります。テーマは「エディブル・パフューム」=飲む・食べるパフューム です。そのための実験をここにご紹介・・・

フレーバー・カップリング という言葉をご存知ですか? 簡単にいうと、「味の相性の良い素材の組み合わせ」です。モレキュラー・ガストロノミーの世界で流行っているコンセプトで、味の組成に共通項の見つかる素材同士を組み合わせて使うと良いのだそうです。例えばワサビとチョコレートの組み合わせって意外に美味しいのですが、これにはやはり味覚分子に共通項があるという裏付けあるのだそうです。

フレーバーをカップリングする作業が調香の作業に似ているので、「エディブル・パフューム」なのです。さてさて、実験に、どんな素材使おうかなあ・・・

なんとなく思いついた リンゴ&四川山椒 の組み合わせを試してみましたが、四川山椒のパンチが強すぎて失敗しました。やっぱりここはカンに頼らず、科学の力に頼るとしよう(笑)。

確か調香師講習を受けた時に、ローズとラベンダーに共通項があると習った記憶があるので、手元にあった調香のバイブル「香料と調香の基礎知識」を引いてみました。


ラベンダー・オイル主要成分Linalool (10 - 20 %)Linalyl acetate (30 - 60%)Camphorテルペンセスキテルペン類多数1,8-CineolLavanduolLavandulyl Acetate

ローズ(ダマスク)主要成分
Citronellol (45 - 50% )GeraniolNerol Linalool (20 - 25%)Phenyl ethyl alcohol (1 - 2 %)Nonyl alcoholeugenol

ラベンダーとローズ双方に含まれる共通項はLinalool。おたがい20%と、高め。「彼」と「彼女」、いけるかも。さて、これから相性診断といきましょう。



まずは匂い抽出作業。

「彼」すなわちラベンダー。


「彼女」すなわちローズ。








次に調香作業。まずはそれぞれ 1 ml ずつ合わせました。つまりフィフティー・フィフティー。


で、味見。
・・・決してマズいわけではないけど、果糖を加えないと苦みがあって飲みにくい。
そしてちょっと「彼女」の方が強すぎかな? でもそのためか、なんだかほんとに「香水を飲んでる」って感じがします。ほんの少しし…

匂う本 - If there ever was 展カタログ -

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半年前に参加した、匂いによる匂いの展覧会 If there ever was 展のカタログをご紹介します。





展覧会場に収められた匂いは全て、マイクロカプセルの技術を用いてプリントされてます。スクラッチして匂いを嗅げます。

カタログご要望の方は、下記までお問い合わせください。

If There Ever Was: a book of extinct and impossible smells
ISBN: 978-0-9557478-0-9 (rrp £12.00)
販売 Cornerhouse, www.cornerhouse.org.
出版 Art Editions North

宇宙の匂い

http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-1078215/Ever-wondered-space-smells-like-Fried-steak-hot-metal-say-scientists.html

ある香料会社のディレクターであり科学者でもあるスティーブン・ピアスが、NASAのコミッションにより、「宇宙の匂い」を制作中だそうです。「ビーフ・ステーキと焼けた鉄の匂いがする」という宇宙飛行士の証言を基に、匂いを再現中とか。

彼とはイギリスでの If there ever was 展で一緒でした。この展覧会がきっかけで、NASAからのコミッションを受けたとか。私の試みに賛同し、実用的な面で助言や支援してくれる心強い友人のひとりです。

開発された匂いは主に宇宙飛行士の訓練に使われるそうなので、あるていどリアリズムを追求せねばならない点でけっこう困難な課題ではないかと想像されます。どんなに本物の香りを追求したとしても、厳密にはそれがあくまでも擬似的なものであることを、わたしたち人間の鼻と本能はすぐに嗅ぎ取ってしまうので。

けれども、そもそも科学の常識として宇宙に匂いは存在し得ないと考えられているわけだし、そんな宇宙で実際に宇宙飛行士が体験した知覚をとりあげた点で、とても面白い試みだと思います。

リートフェルト・アカデミーにてゲスト講師

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オランダでも時々ゲスト講師を頼まれ、講評をすることがあります。言語は英語かオランダ語なので、的確な表現に苦労しますが、度胸でなんとか乗り切ってます(笑)

オランダでアート活動している数少ない日本人であり、しかも女性、しかもメディア学の出身、しかも匂いをメディウムとして取り組んで表現活動をしているなどの点が買われて頼まれたのだと思います。(オランダでは人選が男性に偏りすぎた場合、バランスをとろうとする傾向があるようですね。特に大学関係はオランダでさえいまだに男性天国なので、いいことです。)

テーマは、オブジェクト/シンボル/文化。おのおのが自分のストーリーとして語れるオブジェクトを持ち寄り、1〜2分でそれについて語ることが求められます。生徒の国籍が十人十色なので、これがまたおもしろい。



持って来たもの:
卵、煉瓦。


トランプのカード。


クルミ。


私の隣に座っていた女学生は、11年前にそのまま置いておいたら乾涸びた、というリンゴを持って来ました。匂いと触ったプニプニ感が好きなのだそうです。カラメルのような、チェリーのような、例えるとすればフランス・ノルマンディー地方のリンゴの蒸留酒 Calvados のような匂いがします。(私の大好きなお酒です)


私はというと・・・ あらゆる意味で思い出深いネックレスを持って行きました。叔母のインド土産で、単なるネックレスかと思いきや、白檀の単材でできたネックレス兼パフュームなのです。つけると体温でほんのり香ります。隣の人まで届くほどではなく、あくまで自分で密かに楽しむための香りです。素材/フォルム/機能の相互作用するネックレスです。

さてこの後、学生達はこれらをもとにTシャツを作るそうです。ゲスト講師は他に美術家・評論家など4人いましたが、その中でも私は嗅覚というパースペクティブからの知見を提供しました。

ところでこの日、電車の工事と事故が重なり、アムスに行くまで4時間半かかりました。最高記録です。帰りはマシだろうと思ったら、やっぱり4時間かかりました・・・もうしばらく電車は乗りたくないかも。

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もらん香り日記

最近mixiで知り合いになった、香り作家の もらん さん。
実家が近いとか、むかしポプリの全盛期に生活の木に通っていたとか、いろいろな接点があり、たちまち意気投合。
彼女の精油を求める旅日記がリアルでとてもおもしろいのでここにご紹介します。
もらん香り日記
しかもblogspot仲間ですね。

チョコレート・リップスティック

食べられるリップスティック
チョコレート・リップスティック
ベルギー・ブルージュ発。
"味見"してみたいですね。