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7人の肌の匂いの香水 - 完成

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ここ2ヶ月ほど取り組んでいた、人肌の匂いの抽出プロジェクト「アウター・スキンとしての肌の匂い」のドキュメントです。

以前の投稿の続編です。)

アムステルダム・ベースの著名なダンス・カンパニー EG| PC の依頼で制作したものです。パフォーマンスのリハーサル最中に、7人のダンサーがかいた汗を一滴残らず抽出し、それで香水を作る、というプロジェクトです。7種類の香水は、それぞれ異なる肌の匂いがします。香水とは言っても「つける」ためのものではなく、「嗅ぐ」ためのものです。



(服を最後の一滴まで絞って、その液に新しい服を漬け込み、繰り返して濃度を上げていきます)


(その後、蒸留してさらに濃度を上げます)



(フィルターします)




(それぞれの匂いを嗅ぎながら、全体の濃度バランスをとります。)


(トップノートが足りないと思ったら原液を足したり・・・鼻を使う大事な調香作業です。)


(試しにボトルに入れてみて、最終的にどう匂うかのチェックもします)


(ボトリング中)


(1種類につき200本作りました)


(全部で7種類)


(つまり最終的に1400本ボトリングしました)

この香水は、先日オープニングを迎えたオランダの大規模なアート・フェスティバルHolland Festival にて、EG | PC のダンス・パフォーマンスの記念品として7本セットで販売されています。

展覧会 if there ever was

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匂いの展覧会 If there ever was  のオープニング・レセプションのため、イギリスのSunderlandという街に行ってきました。













いらした方々みなさん、とにかく時間をとって嗅いでいかれました。そしてお互い率直な印象や意見を交換し合い、頬を赤らめて帰って行かれました。こうしていとも容易く人々の反応を引き出せるというのは、匂いというメディウムのもつ強さかもしれません。

イギリスやアメリカの英語系主要メディアで、かなり報道されているようです。
BBC のレビュー
次の展示はどこでだろうね・・・と、作品を提供したパフューマー達ともに冗談まじりに夢物語してましたが、そんなに遠い話しではなさそうです。反響がとても多く、ギャラリーの電話は鳴り止みませんでした。

美術の展覧会なのに、アーティファクツ(人工物)の全くないミニマルな展示空間です。匂いは残念ながら写真に写せませんでしたので、ぜひ現地へ足を運んで下さいね。